「東大王」7年半の歴史に幕…最終回の頂上決戦で「元祖・東大王」伊沢拓司が優勝「感謝しかないです」

伊沢拓司

 TBS系クイズ番組「東大王」(水曜・午後7時)が18日放送の「日本の頭脳NO1は誰だ3時間SP」で最終回を迎えた。

 2017年4月の番組スタートから7年半の歴史に幕を閉じた同番組。最終回には現役東大王のほか、「ミスター東大王」こと「QuizKnock」CEOの伊沢拓司氏、「頭脳王2連覇」の水上颯氏、「IQ165の天才」鶴崎修功など番組初期から番組を盛り上げたメンバーたち12人が集結した。

 12人から8人に絞られるファーストステージで現役東大王たち4人が脱落する激戦。伊沢、水上、鶴崎らが上位で通過する中、脱落した「模試全国1位」の大道麻優子は「なんのためにここに来たんだろう。これが最後なのに本当に悔しいです」と号泣した。

 さらに1対1の「タイマンバトル」となったセカンドステージでは水上が対戦相手に鶴崎を指名。敗れたが、勝った鶴崎も生放送のこの日には外せない用事があり、出場辞退となった。

 そんな中、「東大王を背負い続けた7年半を見せたいと思います」と気合十分で臨んだ伊沢は順調に上位4人によるファイナルステージ(FS)に進出。「ずっと強かったんだなと覚えていてもらえるように優勝しか見てないです」という思いのもと臨んだFS1回戦、3問先取の早押し対決で4人中3位とぎりぎりで準決勝進出。

 3人で競った準決勝では、東大農学部4年生でクイズ番組初出演の木村真実子、東大大学院生の成瀬充の現役学生コンビと激突。木村が一抜けした後の成瀬とのサバイバル戦に勝ち、かろうじて決勝進出を決めた。

 FS決勝の3問先取の早押し対決で「7年半、1回も番組を休んでないのは、俺と伊沢だけだから」とMCのヒロミにエールを贈られた伊沢は3問連続正解のストレートで快勝。有終の美を飾り、頂点の東大王の玉座に座ると「最後の方の問題はそれっぽい問題が出るだろうなって読みがありました。最後に7年半積み上げた問題作りやベタな視点が勝負を分けたので、本当に1回1回の収録が僕を育ててくれたし、感謝しかないです」と話すと「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

 ヒロミと共にMCを務めてきた「南海キャンディーズ」山里亮太も「最後に伊沢の底力を見ましたし、本当に東大王を支えて下さった皆さんをただ天才という言葉で片付けた時もあったんですけど、収録の直前までみんな携帯とか教科書とかいろいろ見て勉強していて。引っ張り続けてくれた皆さんには感謝しかないです。僕らはそれを目撃させてもらっただけなので本当にお疲れ様。最後に王者になる伊沢の素晴らしさ。お疲れ様でした」と話した。

 最後はヒロミが「最後にいいものを見させてもらいました。超難問というフレーズを残したことがこの番組はすごいと思います。この後も木村さんや成瀬君を特番で見たい。その時は伊沢はご苦労様ということで」と伊沢抜きで締めようとすると、伊沢は「なんで~!? なんで~!?」と絶叫していた。

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