『光る君へ』道長、中宮、帝までまひろの局へ次々と。その様子に視聴者「まひろ先生大人気」「帝が沼に…」「彰子の感想(笑)」

(『光る君へ』写真は34回より/(c)NHK)

9月8日の『光る君へ』

現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第34回の「目覚め」が9月8日に放送され、話題になっています。

*以下、9月8日放送内容のネタバレを含みます。

興福寺の僧らが都に押し寄せ、朝廷に要求を突きつける非常事態。道長(柄本佑さん)は事の収拾に奔走する。

一方、まひろは物語を書き進め、宮中の話題を集めるが、狙いである一条天皇(塩野瑛久さん)と中宮彰子(見上愛さん)の関係は深まらない。

道長が熱望する彰子の懐妊はほど遠く、さらに都で病や火事など、不吉な出来事が続いたため、道長は一世一代のある決断をする。そんな中、天皇がまひろを訪ねてきてーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

藤壺にて「光る君」の物語を書き続けるまひろ。

ドラマ序盤で、そのもとへ道長がやってきて、帝と中宮彰子の様子をまひろにたずねました。

未だ帝が中宮に触れていないという状況を知り、道長は「お前、なんとかならぬか。このままでは不憫すぎる」「お前が頼みだ」とまひろに頭を下げるのでした。

その後、藤壺へやってきた弟の惟規との会話を楽しんでいると、今度は中宮彰子自らまひろのもとまでやってきます。

「面白さが分からぬ」

彰子は「そなたはよい。下がれ」と左衛門の内侍 (さえもんのないし) をその場から払うと、まひろへ物語についての感想を話し始めます。

「そなたの物語だが…面白さが…分からぬ」「男たちの言っていることも分からぬし、光る君が何をしたいのかも分からぬ」「帝はそなたの物語のどこに惹かれているのであろう」と正直に話す彰子。

対して帝の御心ははかりしれない、と伝えつつも、自分の書いた物語がどこか帝の考えることと重なったのかもしれない、と答えるまひろ。

敦康親王が連れ出しにやってくるも、「また、来て良いか?」とまひろに告げて、彰子はその場を去るのでした。

ついに帝までまひろの元へ

それからまひろの物語はさらに宮内へと広がっていき、周囲の女房や公卿までが夢中になって読みふけるように。

すると今度は帝までが「聞いてみたいことがあって参った」とまひろの元をたずねてきます。

なぜこの物語を書こうと思ったのかたずねる帝。対してまひろは、道長から帝に献上する物語を書くように依頼された、と話します。

そのヒントとして帝の話を聞き、物語を書き進めていくうち、帝の悲しみを肌で感じるようになったと話すまひろ。対して一条天皇は「この先はどうなるのだ」とたずねます。

その後「そなたの物語は朕にまっすぐ語り掛けてくる」「また来る」と言ってまひろのもとを去る帝。

しかしそれを聞いたまひろは、心の中で「私ではなくて、中宮様に会いにいらしてください」とつぶやくのでした。

ネットの声

今回、まひろの物語が宮中で人気になったこともあってか、道長や惟規はもちろん、中宮彰子と一条天皇までがまひろの局をたずねることに。しかも彰子も帝も「また来る」と言う始末。

『源氏物語』の作者としてのまひろが注目を集め始めた状況に、ネットでは「みんながみんな、作者・まひろ先生に会いたがってて草」「作者に会いたがって考察を述べ、この先を知りたがる…帝はしっかりと沼に」「横スクロールで宮中の皆が夢中で読んでる様子が描かれて、最後にうんうん唸っているまひろが映るシーン…。すごくよかったなあ」「中宮彰子の『面白さがわからん』との感想、自分が十代の時に『源氏物語』に抱いたのと同じ(笑)」といった声が見られていました。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。

彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。

脚本は大石静さんが担当しています。

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