『光る君へ』6年前の夜の会話を皆の前で披露した道長。まひろが目をきょろきょろさせるのも当然、その夜は…視聴者「当の娘の前で(笑)」「そりゃそうなる」「いとと乙丸の切ない顔よ」

(『光る君へ』第30回より/(c)NHK)

8月18日の『光る君へ』

現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第31回の「月の下で」が8月18日に放送され、話題になっています。

*以下、8月18日放送内容のネタバレを含みます。

ある日突然、道長(柄本佑さん)がまひろを訪ねてくる。

道長はまひろに、一条天皇(塩野瑛久さん)に入内するも、相手にされず寂しく暮らす娘・彰子(見上愛さん)を慰めるために物語を書いてほしいと頼み込む。

しかし、真の目的は…。

一方、宮中では年下の斉信(金田哲さん)に出世で先をこされた公任(町田啓太さん)が参内しなくなってしまった。事態を案じた斉信が公任の屋敷を訪ねてみると、思いがけない人物と遭遇しーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

中宮彰子をなぐさめるための物語を書いてほしいと道長から頼まれていたまひろ。執筆を了承する代わりに、それにふさわしい紙が欲しい、という文を道長に送ります。

それを読んだ道長は従者・百舌彦と共に、まひろのいる屋敷まで越前の高級な紙を届けることに。

左大臣自ら足を運んできたことに驚く、いととその恋人・福丸、そして乙丸とその恋人・きぬ。近くには6歳になった賢子の姿も。

その前で、道長は「越前には美しい紙がある。私もいつか、あんな美しい紙に歌や物語を書いてみたい…と申したであろう? 宋の言葉で」と話すと、なぜかまひろは目をきょろきょろ。

「ああ…」と一言だけ発したのち、贈られた越前の紙のすばらしさをあらためて絶賛しました。

賢子を呼び寄せる道長

さらにドラマ後半、執筆の様子を確認すべく、再びまひろの元にやってきた道長。

明らかに一条天皇や定子を彷彿とさせる物語を前に頭を悩ませていると、賢子がやってきます。

賢子に年をたずねたのち、道長は「おいで」と自分のもとに賢子を呼び寄せます。

自らの膝の上にのせ、賢子の頭をそっとなでると「おお、母親に似て賢そうな顔をしておる」と言い、まひろに笑顔を向けます。

微妙な笑顔を返すまひろ。

その様子をいとや乙丸は複雑な表情で見守るのでした。

ネットの声

道長を前に、やや挙動不審な様子を見せたまひろ。それもそのはず、賢子の実の父親は道長なわけで…。

ネットでは「娘の前で、当の娘をつくった一夜の会話をしたら、そりゃそうなる(笑)」「事情を知っているいとと乙丸、切ない顔を…」「何も知らない父と娘が揃ってしまった。尊すぎる」といった声が交わされていました。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。

彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。

脚本は大石静さんが担当しています。

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