『虎に翼』

(『虎に翼』/(c)NHK)

8月8日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第19週「悪女の賢者ぶり?」の94回が8月8日に放送され、話題になっています。

*以下、8月8日放送内容のネタバレを含みます。

予想していなかった人の突然の訪問に喜びを爆発させる寅子。

優未(竹澤咲子さん)、稲(田中真弓さん)も加わり、4人で楽しい時間を過ごす。

昔からの寅子の性格をよく知る涼子(桜井ユキさん)は、おせっかいだとは分かりつつも、航一(岡田将生さん)にアドバイスをーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

前回、小野と高瀬から「両親がうるさいから」「周囲から半人前と見下されるから」友情結婚をする、との報告を聞き、「私は慎重になったほうがいいと思う」と反対の姿勢を示していた寅子。

一方で今回はその日の夜の話題に。優未と新潟まで来た花江の前で、寅子は優三の遺品の手紙を読むことになります。

手紙には「もし寅ちゃんのもとに帰ることができなかったら。そう思ってこの手紙をしたためています」と書かれ、優三の声でその内容が語られます。

「弱音を吐くことができる人。正しくないトラちゃんも好きでいてくれる人を見つけてください。できれば心から恋して、愛する人を見つけてください。でも見た目とか甘い言葉をささやく相手にだまされちゃいけない」「でも、その人を前にして、胸が高鳴って仕方ないのなら。その人が好きなら。今書いたことも、僕も、すべて忘れてその人のもとに飛んでいってほしい」「二人のことを、誰よりも、何よりも一番愛しています」といった文面に涙が止まらない寅子。泣きながら、花江と優未と抱き合いました。

翌朝、寅子は裁判所に行くと、早々に高瀬と小野に「昨日はごめんなさい」と謝罪をします。

そのうえで先日の反対から一転。「やっぱり二人の好きにしたらいいと思う」「二人の<結婚とは>の答えを見つければいい。それで失敗したら、それはそれでいいんじゃないかしら」と、その決断を応援する姿勢を見せるのでした。

ネットの声

第7週において「立派な弁護士になるために社会的地位がほしい」と考え、優三と打算的に結婚したはずの寅子。その寅子が<友情結婚>に反対を示したことに、多少の混乱が生じていたものの、今日の展開でそれも解消したようです。

ネットでは「遺品のお守りは相当前にドラマ内に登場していたのに、今になってまさかの不意打ち。泣いた」「昨日の時点では、寅子が優三との結婚を後悔していたように聞こえたけれど…そういうことね」「手紙を読む限り、優三自身は契約結婚したことに後ろめたさを感じていたのかな」「いずれにせよ、今日のあれこれで航一との関係性にも進展が生まれそう」といった声が交わされていました。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。

主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。

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