『虎に翼』お土産に料理の本、後片付け放置、「お金は入れている」「恵まれている」発言…寅子の周囲に着々と置かれていく爆弾に視聴者ドキドキの月曜日

(『虎に翼』/(c)NHK)

7月8日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第15週「女房は山の神百石の位?」の71回が7月8日に放送され、話題になっています。

*以下、7月8日放送内容のネタバレを含みます。

昭和26年。視察のためにアメリカに行っていた寅子が帰国する。

刺激を受けてますます張り切る寅子に、新しい時代の女性の代表として密着取材をさせて欲しいという雑誌の依頼が舞い込む。

家族を巻き込んでの取材に笑顔で対応する花江(森田望智さん)を筆頭に、猪爪家の面々は様子がおかしいーーといった話が描かれました。

アメリカから戻るも…

今日の回で、アメリカから帰国した寅子。

寅子の帰宅を待つ猪爪家に戻ると、子どもたちは喜んで迎えます。しかし、寅子がアメリカ土産として花江に美容クリームと料理の本、子どもたちにはお菓子と共に本(『The Catcher in the Rye』の文字も)を渡しますが、反応はいまひとつ。

そんな中、雑誌社から、寅子の取材をしたいという依頼が舞い込みます。準備で出費がかさむと話す花江に対し、働き始めた直明が援助を申し出ると、寅子は「お金は私が十分入れてるんだから」と断りました。

取材の日、記者の竹中らが猪爪家に来ると、寅子はロールキャベツを作ります。しかし、あまりの手際の悪さに、竹中が「普段しないの、料理?」などと尋ねるなど、疑いの目を向けます。取材を終えると「ご苦労さんでした。ははは…」と笑う竹中。

その後「竹もと」で女性司法修習生との対談が行われ、寅子は励ますつもりで「あなたたちは恵まれているから頑張らないとね」と言いますが、修習生たちは「スン…」。

竹中や梅子が違和感を抱いた様子を見せつつ、この回は幕を閉じました。

ネットの声

こうした内容を前に視聴者は「寅子がだんだんとイヤな人間になっている」「料理の本をお土産にする意味ね…」「竹中は気づいてしまっている」「仕事も家庭も完璧さを求められて去った久保田を思い出す」「早々に周囲をスン…とさせる立場になった寅子」「穂高先生の君もいつか古くなる、の翌週にこの展開」「寅子がお父さん化したという表現はどうか。ただ家庭を顧みない女になっただけでは」「月曜日らしく寅子の周囲に着々と爆弾が」といった声が見られています。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。

主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。

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