「コメント逃げずるい」「責任転嫁ひでー」東野幸治 松本人志騒動への“弱腰”に猛批判、MCの“資質”に疑念も

 

 11月17日、お笑いタレントの東野幸治がMCを務める情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志の騒動が取り上げられた。インターネット上では、東野の姿勢に批判的な声が集まっていて──。

 

 松本は、2023年12月に「週刊文春」で報じられた性加害疑惑をめぐり、同誌の編集長や発行元である文藝春秋社を相手取り、5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしたが、2024年11月8日に提訴を取り下げたことを発表。翌々日に放送される『ワイドナショー』でこの騒動を扱うか注目されていた。

 

「松本さんは、2013年の番組開始からコメンテーターを務め、2023年3月に降板しました。訴訟取り下げ発表後の11月10日の放送回は、事前収録でおこなわれる番組の都合もあってか、松本さんの騒動には触れなかったのです。結果、17日の放送回で、訴訟取り下げのことが取り上げられました」(芸能記者)

 

 

 この日は、MCの東野、レギュラーコメンテーターで「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳に加え、バカリズム、フリーアナウンサーの古舘伊知郎らが出演した。

 

 古舘は「(訴訟を)取り下げるくらいだったら『戦います』って言わなければよかったと思う」「(性行為が)同意なのか不同意なのか、物的証拠はなかったっていうことは“藪の中”なわけですよね、やっぱり今回の件は残念だったなと思う」など、踏み込んだ指摘をおこなった。

 

 一方で“芸人勢”のコメントはというと……。

 

「松本さんの騒動そのものよりも、訴訟取り下げを発表した際の文章や、松本さんと酒席に同席したことが伝えられているスピードワゴンの小沢一敬について言及することが多かったです。大先輩の松本さんの問題ということもあってか、どことなく遠慮がちに見えました」(前出・芸能記者)

 

 番組終了後に、X上でとくに多く聞かれたのは、MCを務めた東野に対する批判的な声だった。

 

《東野コメント逃げズルい》

 

《東野相変わらず汚いな。おまえがあの中で一番付き合いが長いだろ。人にばかり意見を聞かず、おまえが発言しろ》

 

《本人とやりとりしてるだろうから東野が1番コメントすべきなのにね》

 

《東野の責任転嫁ひでー》

 

 辛辣な意見が見受けられる背景に関して、前出の芸能記者はこう語る。

 

「バカリズムさんや淳さんらにコメントを求める反面、東野さん自身はあまり意見を言わなかった印象です。もちろん、番組のMCは出演者に話を振るのがおもな役割ですが、東野さんは松本さんとの付き合いも長いですし、一連の騒動に思うこともあったはず。はっきり意見を言わなかったことで“逃げた”印象を受けた視聴者もいたのでしょう」

 

 東野は多くのバラエティ番組でMCを務め、松本が卒業後の『ワイドナショー』の進行もこなしている。ただ、松本騒動に関しては、懸念されることも多い。

 

「東野さんは多趣味で、興味の幅が広いこともあり、さまざまな話題に対応できるのが強みです。そうした能力がMCとして重宝されているのは間違いない。

 

 ただ、“身内ネタ”になった途端、逃げ腰になってしまうのでは、MCとしての資質が問われかねません。松本さんの件は世間的な注目度が高く、彼と親交のある東野さんの意見を聞きたかった視聴者は多かったはず。

 

 今回の彼の対応にガッカリした人もいたのだと思われます」(前出・芸能記者)

 

 中年男性からの好感度が高いことから、「Mr.好感度ピンポイント芸人」とも称される東野。松本の騒動にもピンポイントで切り込む日は来るか──。

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