「脚本家の主張ウザい」遠藤憲一『民王R』に視聴者げんなりの理由…微妙キャストに続き “政治ネタ” 連発で視聴率急降下
遠藤憲一が主演を務める連続ドラマ『民王R』(テレビ朝日系)が、11月12日、世界233カ国で配信されることが明らかになった。晴れて世界デビューを果たしたが、“国内” では厳しい目が注がれている。
2015年に遠藤と菅田将暉のW主演でドラマ化された『民王』は、遠藤演じる総理大臣とおバカな息子とで、お互いに中身が入れ替わる奇想天外なストーリーで、深夜枠ながら高い人気を誇った。
今回の『民王R』は、総理の遠藤と国民の誰かが毎回入れ替わるストーリーで、10月22日から午後9時のゴールデンプライム帯でスタートしたが、キャスト陣に不満が寄せられていて――。
「前作では、遠藤さんと、菅田さんや総理の公設第一秘書役の高橋一生さんらのコミカルなやりとりが好評でした。今作では、キャストを一新し、第一秘書役であのさん、書生役でなにわ男子の大橋和也さんなど、人気タレントが出演しています。
ただ、菅田さんや高橋さんの印象が強かったせいか、SNSでは『前のメンバーのほうがよかった』という声も少なくありません」(芸能記者)
菅田がナレーションを務めたり、第1話で高橋がサプライズ出演するなど、ファンにはうれしい演出はあったものの、キャストの変更に戸惑う視聴者は多いようだ。
そんななか、Xではストーリーに関する不満も見受けられる。
《民王R、前作大好きだったので楽しみにしてましたが、オリジナル脚本になったからか、政治的メッセージが強すぎて3話でリタイア。コメディに徹して欲しかった》
《ちょっと政治的な偏りがあるんだよなあ 今のところ前作の方が良いかな》
《ようやく見たんだけど、2話めから視聴率下がるにわかる。設定が荒唐無稽なのに、真面目な政治批判をストレートに入れたから白けるんだよ》
《脚本家の政治主張入ってくるのウザいな 進◯郎のパロディとか裏金とかさ 前作は政党の匂わせはあるにせよ、現行政権や政治家個人をイジったりする内容ではなかった》
など、“政治ネタ” が多いことに不満を抱く視聴者が多い。前出の芸能記者は、今作についてこう語る。
「溝端淳平さん演じる若手議員が『話し合いは終わりましたよ。要するに……もう話すのは終わりということです』と、独特のセリフを発します。特徴的な言い回しから、自民党衆院議員の小泉進次郎さんをモデルにしたのではないかと話題になりました。
また、第2話で裏金問題に言及したり、第3話でアメリカ共和党のドナルド・トランプ前大統領にそっくりな風貌の “アメリカのバーガー大統領” が登場するなど、旬な政治的話題に関するネタが多いのです。
前作でも、自民党の麻生太郎さんが漢字の “読み間違え” をしたことを彷彿とさせるシーンはあったものの、今回は政治的要素がかなり増えた印象です。こうした変化に戸惑う視聴者もいるのでしょう」
『民王R』は、第1話(10月22日)は世帯平均視聴率7.8%とまずまずのスタートを切ったが、第2話(10月29日)は3.7%、第3話(11月5日)は2.9%、そして第4話は3.2%と、視聴率も急降下している(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
視聴率低迷を打破するには、今後のストーリー展開がカギになる。
「前作は午後11時と遅めの時間帯ながら、世帯平均視聴率は7~8%をキープしていました。今回はゴールデンプライム帯であることを考えると、厳しい数字といえます。
菅田さんと遠藤さんの入れ替わりにスポットをあてた前作と違って、今作は毎回入れ替わる人が異なる1話完結要素が強いので、ストーリーの山場をどのように作っていくのか、制作陣の手腕が問われるでしょう」(前出・芸能記者)
今後、『民王R』がいい方向に “入れ替わる” といいのだが。
11/13 06:15
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