「被害者目線そっちのけ」三谷幸喜、松本人志“復帰”前提の不見識発言に「やばすぎる」非難続出

 

 11月9日、脚本家で映画監督の三谷幸喜が『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演。そこでの、ダウンタウン・松本人志の復帰をめぐる発言が、物議を醸している。

 

「松本さんは2023年12月、性加害疑惑が『週刊文春』に報じられ、2024年1月に『裁判に注力するため』と芸能活動休止を発表しました。名誉毀損で、発行元の文藝春秋に5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしていましたが、11月8日に取り下げを表明し、被害を受けた女性に対する謝罪文を発表しました」(芸能記者)

 

 

 自ら訴訟を取り下げて、はたして芸能界復帰を世間が納得できるのか、という話に焦点が集まっているなか、三谷氏は番組で「あまり考えたくないけど、ちゃぶ台ひっくり返す人でもあるから、もう(芸能界を)辞めちゃうんじゃないかという気もするんですよね」と危惧。続けて、「とはいえ、お笑いが大好きな方だから、どんなに立場的につらくても、お笑いがやりたいんだって戻ってこられるし。どれだけ彼が現状に腹を立てているか、ということになってくるのかな」と持論を語った。

 

 復帰前提で、松本側に立って展開した三谷の発言に、Xでは批判が相次いでいる。

 

《三谷幸喜が松本の復帰について語ってるが被害者目線そっちのけで寒気がするわ こういう人間が今の日本のエンターテイメントを担ってきたんだな 気持ち悪いな》

 

《何故三谷幸喜は松本人志が復帰する前提で話しているのですか?そして何故松本人志が腹を立てているのですか?一番腹を立てているのは被害者女性じゃないんですか?》

 

《三谷幸喜のコメントやばいな、、、やばすぎる、なんもわかってなさすぎてさすがにドン引きしてしまった……》

 

《後輩芸人だけでなく、三谷幸喜やさんまのはしゃぎっぷりを見てると、鬱々としてくる。》

 

 三谷の発言に先だって、明石家さんまも松本の復帰に言及。11月9日放送のMBSラジオ番組『ヤングタウン土曜日』で、「松本がテレビに復帰して、がんばってくれることを俺らは祈ってるわけやからな」と“擁護”するコメントを出している。この発言にも、「被害者を軽視しすぎ」といった批判が集まっており、世間に松本を受け入れる声ばかりではないことがうかがえる。

 

 業界が受け入れ態勢でも、視聴者からの需要があるのか――。結局のところ、問題はそこにある。

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