「気軽に扱いすぎ」水田信二のアイドルへの“モラハラ芸”を字幕にする『ラヴィット!』の見識に視聴者ドン引き

 

 11月5日、情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)に、元・和牛の水田信二が出演。特製コロッケを作ったのだが、番組の演出に疑問が噴出する事態となっている。

 

「人気漫才コンビだった『和牛』を解散し、水田はピン芸人として得意の料理を武器に活躍しています。調理師専門学校出身で調理師免許も持ち、実際に元料理人という経歴を持っていますから、手際は抜群です。

 

 しかし、コンビ時代からの特徴でもあった“神経質”な性格が、料理風景でも出ていました。スタッフの準備に不満げだったり、的はずれなコメントに納得しない表情を見せたり。それをネタにして、横柄なボケを繰り出すことが目立つようになりました」(元放送作家)

 

 

 今回も、料理の途中でアイドルグループ『=LOVE(イコールラブ)』の大谷映美里が、キャベツの千切りを手伝う係として登場。しかし、包丁もまともに使えない状態で、キャベツはざく切り状態に。水田は真顔で包丁とキャベツを奪い取り「もういいよ。俺やるわ」と冷たく発言。大谷は不満そうな顔で水田に抗議するが、「こんなできないと思わなかったから」と言い返され、すごい形相でにらみ返す、という展開で、スタジオの爆笑を誘った。

 

 しかし、問題はここからだ。MCの麒麟・川島明が「これは、もう水田信二の『モラハラクッキング』ということで。そういうタイトルにしてください」と発言すると、番組のテロップ表示が『水田信二のモラハラ!?クッキング』に差し替えられたのだ。

 

 水田は「モラハラじゃないですよ」「TVerのときには直しといてくださいね」と、さらにネタを重ねていった。番組は盛り上がっていたが、「モラハラ」をイジりに使うという番組の手法に疑問を持つ人も多数、いるようだ。Xには、こんな投稿がされていた。

 

《「モラハラ」って単語を気軽に扱いすぎた感はあるな… 川島さんもまさかスタッフがテロップをいじるまでするとは思ってなかったんじゃないかな》

 

《お仕事だから これで済まされる時代でない事を未だ理解できない、寂しいね、ネタは面白いのに 寧ろこれについては演技でなく素でしょ》

 

《モラハラクッキングとか言うセンス皆無なギャグでしかネタを提供できないなら番組自体やらなくていいよ 二度とするな》

 

「水田さんによるモラハラ芸をスタジオ全員でツッコみ、アイドルが果敢にそれに対抗していくというコント自体は、よくできていました。しかし、『モラハラ』という言葉を字幕に使ってあおる演出手法に、抵抗感を持つ人がいるのもうなずけます。

 

 ネット上には、『レギュラー化してほしい』などと好評の意見もありますが、賛否分かれている状態で、今後どう展開させていくのか、局としては難しいところでしょうね」(前出・元放送作家)

 

 朝から不快な気持ちになりたくない、という視聴者も多かったようだ。

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