乃木坂46 久保史緒里「ドラマ、映画、舞台…多忙を極める23歳」の飾らない素顔
乃木坂46ではシングル楽曲のセンターも経験するなどグループの牽引役を担う一方、昨年演じた大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の五徳をはじめドラマ、映画、舞台で俳優としての活躍も目覚ましい久保史緒里。
「幼いころからドラマは大好きでしたし、キラキラした世界への憧れはありましたけど、まさか自分が演じる側になるとは想像もしていませんでした。『3人のプリンシパル』(2017年、乃木坂46 3期生の演劇公演)をきっかけに演技の魅力を知り、以来『お芝居をやりたい』と言い続けてきたので、今のこの環境をとてもありがたく感じています」
作品に携わるたび新たな出会いがあり、刺激を得られるのも俳優業の醍醐味だと語る。昨年、舞台『天號星』で親子役として共演し、「おとっつぁん」と慕う古田新太との出会いは大きな転機となった。
「稽古も含めて半年もの長い期間、ひとつの舞台作品に取り組むのが初めてで、不安が大きかったんです。そんななか、おとっつぁんは私がいやすい環境を整えてくださいました。お酒を飲みながらお芝居の話もたくさんしてくださって。おとっつぁんからいただいた言葉で心に深く刻まれているのは『しー(久保)は続けろよ』。励みになりましたし、俳優をずっと続けたいと思いました。そして絶対にまた共演したいです」
放送中のドラマ『未来の私にブッかまされる!?』(NHK)ではヒロインの凜を演じている。主人公・頼人の前に「30年後から来た」と言い張るオジサンが現れるタイムトラベルドラマだ。
「SFコメディ作品ですが、私は脚本を読んでメッセージ性の強さを感じました。『こうあるべき』みたいな既成概念をなぞるのではなく、一度きりの人生なんだから自分のやりたいことをやっていいんだ! といった思いがこめられたドラマになっています」
オフの日の過ごし方を聞いてみると、「特別なことは何もしていません。普通に暮らしています」とほほ笑んだ。
「お仕事で華やかな世界を見せていただいているからこそ、日常を過ごす自分も欲しいんです。思いつきで銭湯に行ったり、気分がよければお花を買ったり。最近だと寒くなってきたのでクリームシチューを作りました。四季を感じつつ、ただただ普通に暮らす時間を大切にしています」
くぼしおり
23歳 2001年7月14日生まれ 宮城県出身 T161 2016年、乃木坂46に3期生として加入。放送中のドラマ『未来の私にブッかまされる!?』(NHK)、映画『誰よりもつよく抱きしめて』(2025年2月7日公開)、『ネムルバカ』(来春公開)など、出演作多数。ラジオ『乃木坂46のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務めている。最新情報は、公式Instagram(@kubo.shiori.official)にて
写真・HIROKAZU
スタイリスト・優哉
ヘアメイク・田村直子(GiGGLE)
取材&文・左藤 豊
衣装協力・Bernet、GeeRA(ベルーナ)、Lumier
10/31 11:00
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