「きわめて残念、情けない」衆院選の低投票率嘆くSUGIZOのポストに集まる共感「大谷のホームランより少ない」の声まで

 

 10月28日、総務省は、15年ぶりに自公が過半数割れとなった第50回衆院選の投票率(小選挙区)が53.85%だったと発表した。“裏金問題”に揺れる自民党の審判が問われる選挙とあって、投票率の上昇も期待されたが、結果は、前回2021年の55.93%を2.08ポイント下回り、戦後3番めの低さとなった。

 

《53.85%…。この期におよんでこの投票率とは。極めて残念、と言うか情けないと言うか》

 

 

 10月28日、そんな書き出しでXを更新し、投票率の低さを嘆いたのは、ギタリストのSUGIZOだ。SUGIZOは続けて、

 

《約半数の人は社会はこのままでいいと思っているのかな。いずれにしても新しい風が吹き始めてる。この混迷の社会を一刻も早く浮上させたい》

 

 と自身の思いをつづった。SUGIZOの嘆きに、コメント欄には多くの共感の声とともに、

 

《恥ずかしいですが前回の政権交代した時の選挙以来の投票に行ってきました このままではいけない 当たり前が当たり前じゃない そう思ったからです 気づかせてくれてありがとうございます》

 

《SUGIZOさんのような著名人が発信してくださることにより、気づく人たちがたくさんおられると思います 今後も発信よろしくお願いいたします》

 

《SUGIZOさん、違わないけど1個だけ言わせてください!若者が投票に来ないんじゃなくて、超高齢化で施設に入ったり認知症のおじいちゃんおばあちゃんがすごく増えて投票しなくて投票率下げてるんです。18歳になる子より75歳になる人の方が多い》

 

 など、さまざまな意見が寄せられた。また、この「53.85」という数字に対し、現在、ヤンキースとのワールドシリーズを戦うドジャース・大谷翔平の2024年のホームラン数54本(レギュラーシーズンのみ。ポストシーズン除く)を引き合いに、

 

《大谷くんのホームランより少ない》

 

といった声もあがっている。

 

「ジャーナリストの池上彰氏は、今回の総選挙は『野党が勝った』のではなく、『自民党が負けた』もの、と表現しています。まさにその言葉どおりで、裏金問題をはじめ、非公認候補の支部に2000万円が振り込まれていたことが発覚するなど、自民党支持者をあきれさせた結果、過半数割れにいたりました。これまで自民党に投票してきた層も、今回はあえて自民党も含め、投票自体をしなかった有権者が多かったのではないでしょうか」(政治担当記者)

 

 まさか、こんなことで大谷と“ホームラン争い”になるとは……。

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