ランジャタイ国崎が明かした、オール阪神・巨人、立川志らくとの交遊録…ぶっ飛んだ芸風なのに愛されるわけ

 

 10月16日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に、お笑いコンビのランジャタイ・国崎和也さんがゲスト出演していました。

 

 国崎さんは、立川志らく師匠から立川一門の寄席に呼んでいただいたお話をしていました。

 

 相方の伊藤幸司さんが現在活動休止中のため、国崎さんは寄席で15分間1人で落語をやったそうです。

 

 

「オール巨人師匠のお面をかぶってやって、ウケましたよ(笑)。座布団にちゃんと座ってやりました。最後、立ち上がるとき、足がしびれて動けなくなって……」

 

 巨人師匠のお面をかぶってやった落語は、途中、舞台から袖にはけて着替えるシーンがあったといいます。

 

「袖に人間国宝ぐらい著名な落語家さんが待機していたんですけど、その人がものすごい顔で僕のことを見ていました。(落語が)亜流過ぎて(笑)」

 

 お面をかぶったり、途中で着替えたりと、本来の落語ではありえないため、さぞかし驚かれたことでしょう。

 

 筆者も以前、立川志らく師匠の独演会にランジャタイが呼ばれたお話を国崎さんからお聞きしています。

 

「ありがたかったです。本当は2人のお弟子さんが落語をやって、僕らが漫才をやって、最後に志らく師匠がやるという構成だったんです。でも、師匠が僕らのネタに時間を使いたいって言って、お弟子さんの出番をなくしたんですよ。

 

 その時間を使って、僕らが出る前に師匠が30分ぐらい、『この人たちはめちゃくちゃやってるようで、番組のルール内でちゃんとやってる人たちですから大丈夫ですよ。怖くないですよ』ってお客さんに説明してくれて。だから、めちゃくちゃやりやすかったです」

 

 続けてオール阪神・巨人師匠の単独ライブに呼ばれたときのことも明かしてくれました。

 

「師匠の単独ライブで漫才をやらせていただいたんですけど、僕らの漫才中に巨人師匠が急遽、登場してくれたんです。

 

 僕らは巨人師匠の等身大のパネルを使う漫才をやったんです。それで僕が袖においてある巨人師匠の3体めのパネルを出そうと思ったら、巨人師匠が袖で自分のパネルを持ってるんですよ。『何してんだろう、この人?』と思って頭が真っ白になって。

 

 それで、巨人師匠が僕らに目配せで『俺が今から舞台に出るから』ってやってくれて。ホントにいちばん盛り上がるところで師匠に出てもらって。めちゃくちゃ嬉しかったです」

 

 ランジャタイと言えば、芸人界で、何をするかわからないぶっ飛んだ芸風で知られています。そのランジャタイが、王道漫才ど真ん中のオール阪神・巨人師匠や落語の名人・立川志らく師匠に愛されているというのは驚きです。

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

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