フジ「月9」失敗作ランキング…目黒蓮『海のはじまり』木村拓哉『風間公親』をおさえた1位は「完全にタイトル負け」で離脱者続出【500人にきいた】

 

 フジテレビ系月曜夜9時からのドラマ「月9」で、『嘘解きレトリック』がスタートした。原作は人気コミックで、昭和初期が舞台のレトロ・ミステリー。月9にしては異色の設定だが、第1話放送後のSNSでの反応は上々のようだ。

 

 1990年代から2000年代にかけて大ヒット作品を量産した月9だが、近年の評価は決して芳しいものではない。思い切ったシフトチェンジで、月9の新しい方向性を探っているのかもしれない。

 

 本誌は、そんな月9に関するアンケート調査を実施。「失敗作だと思う月9ドラマ」は何かを、テレビ好きの20代から50代の女性500人にきいた。対象としたのは、2000年以降に放送された17作品だ。

 

 

【第5位】『君が心をくれたから』39票

 

主演・永野芽郁/2024年1月~

 

 五感を失うことと引き換えに、愛する人の命を救うーーというラブファンタジー。共演は山田裕貴、斎藤工など。

 

「あまりに現実離れしたストーリーだし、結末も暗かった。月曜日からやるドラマじゃない」(40代・主婦・東京都)

 

「永野芽郁ちゃんの無駄遣いでしたね。もっと明るいドラマがあうと思います」(50代・主婦・東京都)

 

【第3位】『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』40票

 

主演・二宮和也ほか/2023年10月~

 

 同票で第3位には2作品が並んだ。3人の男女のクリスマスイブの1日の出来事を、同時並行で描くという凝った構成。二宮と中谷美紀、大沢たかおのトリプル主演作。平均視聴率5.3%は月9歴代ワースト。

 

「3つのストーリーが同時進行して、ちょいちょい場面が切り替わって、本当にわかりづらかった」(20代・公務員・愛知県)

 

「ニノも大沢さんも好きで、豪華なキャスティングに期待しすぎたのかもしれないけど、驚くほどおもしろくなかった。笑わせようとする演出もスベりまくりで寒かったです」(30代・主婦・愛知県)

 

【第3位】『風間公親−教場0−』40票

 

主演・木村拓哉/2023年4月~

 

 それまでスペシャルドラマとして放送されていた『教場』の主人公・風間の、警察学校赴任の前日譚。木村は2014年『HERO』第2シリーズ以来の月9主演。共演は赤楚衛二、新垣結衣ら。

 

「よく言われることですが、キムタクがキムタクでしかない。以上です」(50代・パート・大阪府)

 

「この前にやっていた特番ドラマはよかったけどね……。連ドラにしたのが失敗じゃないかな」(50代・会社員・埼玉県)

 

【第2位】『海のはじまり』53票

 

主演・目黒蓮/2024年7月~

 

 元恋人の死がきっかけで、娘の存在を知り、悩みながら家族になろうとする姿を描く。共演は有村架純、大竹しのぶ、古川琴音ら。

 

「目黒くん目当てで見てたけど、誰も救われないストーリーで残念。こんな話なら目黒くん使ってほしくなかった」(20代・医療系・大阪府)

 

「とにかくストーリーが不快。亡くなった元カノが身勝手すぎてまったく共感できず。目黒蓮もボソボソ話してて、なに言ってるかわからなかった」(40代・会社員・東京都)

 

「グダグダしていながら最後はハッピーエンドになると思って、頑張ってみてたけど、あの終わり方はありえない。我慢してみたのが損した気分」(50代・会社員・東京都)

 

【第1位】『真夏のシンデレラ』95票

 

主演・森七菜、間宮祥太朗/2023年7月~

 

 かつての月9らしい、夏の海を舞台にした王道のラブストーリーだったが……。平均視聴率5.6%は『ONE DAY』に次ぐ月9ワースト2位。

 

「ザ月9って感じのドラマだったけど、令和にやる必要あるかな。昭和か平成のドラマでしょ」(50代・会社員・福岡県)

 

「最初のうちはワクワクしてみてたけど、ストーリー展開がありきたりすぎてリタイアしました」(20代・会社員・神奈川県)

 

「主役の女の子に魅力を感じなかった。完全にタイトル負け」(50代・パート・埼玉県)

 

 放送が始まったばかりの『嘘解きレトリック』。これまでの月9とは趣の異なる異色作だが、それが吉と出るか、それともーー。

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