「期待する新ドラマ」2位は『西園寺さん』に続く松本若菜主演作、1位は安定の「シーズン23」

　10月期の新しい連続ドラマがスタートする時期となった。7月期ドラマでは、「暗い」「重い」などの声もありながら注目を集めた『海のはじまり』（フジテレビ系）や、人気作の続編『ブラックペアン2』（TBS系）が高視聴率を記録。また、ダークホース的な存在だった松本若菜主演の『西園寺さんは家事をしない』（TBS系）が話題を集めるなど、“豊作”のクールだったといえよう。

　では、今期のドラマはどうか？　本誌は、テレビ好きの全国の20代から50代の女性500人にアンケート調査を実施。10月に放送が始まるプライム帯のおもな連続ドラマ16作品から「もっとも期待するドラマ」はどれかをきいた。

【第5位】『民王R』36票

　主演・遠藤憲一 火曜21時 テレビ朝日系　10月22日〜

　池井戸潤原作で2015年に放送されたドラマ『民王』の令和版。遠藤演じる総理大臣が、毎話誰かと入れ替わってしまう奇想天外ストーリー。共演は大橋和也、あの、岸部一徳など。

「池井戸さんの原作だし、前作がおもしろかったから今回も期待」（40代・会社員・東京都）
　同様の意見が多数。

【第4位】『オクラ』40票（主演・反町隆史、杉野遥亮、火曜21時、フジテレビ系、10月8日〜）

　人情深い昭和刑事とクールな令和刑事の凸凹バディが“お蔵入り”寸前の未解決事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。共演は白石麻衣、観月ありさなど。

「反町さんのファンです。今年1月の『グレイトギフト』はイマイチでしたが、今回は刑事ものときいて期待しています」（40代・パート・兵庫県）

「刑事ドラマが好きです。反町さんと杉野さんがどんなコンビになるのか興味あり」（20代・医療系・茨城県）

【第3位】『海に眠るダイヤモンド』41票（主演・神木隆之介 日曜21時 TBS系　10月20日〜）

　長崎と東京を舞台に、昭和の高度成長期と現在を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の絆を描く。神木は「日曜劇場」初主演。共演は土屋太鳳、杉咲花ら。

「TBSの日曜9時ドラマは大体みていますが、今回は大好きな神木君が主役なので期待します」（50代・パート・兵庫県）

「脚本が『アンナチュラル』の野木亜紀子さんで、神木君が主演なら絶対おもしろいはず」（40代・主婦・愛知県）

【第2位】『わたしの宝物』46票（主演・松本若菜　木曜22時、フジテレビ系、10月17日〜）

『西園寺さん』で注目を集めた松本若菜が連ドラ連続主演。夫以外の男性との子どもを産んで育てる「托卵」が題材。共演は田中圭、深澤辰哉ら。

「松本若菜さんは前から注目していましたが、本格的に売れてきてうれしい。このドラマも絶対見ます」（20代・派遣社員・大阪府）

「いま話題の松本若菜さんがどれだけドロドロした役を演じられるのか注目しています。楽しみ」（50代・主婦・山梨県）

【第1位】『相棒 season23』70票（主演・水谷豊　水曜21時、テレビ朝日系、10月16日〜）

　もはや説明不要の人気シリーズが圧倒的1位に。今回も相棒は、寺脇康文演じる亀山薫。

「マンネリであることは否定しませんが、これだけ続いているのはおもしろいから。見ますよ、今年も」（30代・会社員・大阪府）

「ずっと見ていますが、飽きません。話のテンポがいいし、毎回新しい知識も増える。今回も期待してます」（40代・会社員・東京都）

「ほかに選びたいドラマがなかったというのが本音。でも右京さんと亀ちゃんのコンビはハズレなしにおもしろいです」（50代・無職・岡山県）

　今期は話題作が少なく、その分“安パイ”の『相棒』に票が集中した印象。フジテレビ「月9」が12位というのも驚きだが……。そのなかで、松本若菜の『わたしの宝物』の2位は大健闘といえるだろう。“西園寺旋風”の再現なるか、要注目だ。