「CMがとんだ欺瞞」呂布カルマ、失言騒動拡大で過去のAC「寛容ラップ」が波紋…“返信バトル”で「高校生に論破された」の声も

恋山形駅(智頭町公式Instagramより)

 

 大物ラッパーの一言が、ますます燃え広がっている――。

 

 本誌でも取り上げた“気持ちわりぃ”発言で炎上中の人気ラッパー・呂布カルマ。批判発言から数日経過したが、過去に出演したCMが注目され、議論はさらに拡大している。

 

「発端となったのは、人気ラッパーの呂布カルマさんが、9月22日に“恋がかなう駅”として知られる鳥取県八頭郡智頭町にある『恋山形駅』への訪問をXで報告したことです。

 

 同駅は地域活性化を目的に始まった『恋駅プロジェクト』の一環として、駅舎を一面ピンクに彩り、人気鉄道キャラクター『鉄道むすめ』ともコラボし、話題を集めました。

 

 カップルや鉄道ファンなどの多くが訪れた同駅について、呂布さんはXに、駅の写真とともに《何だこの駅…気持ちわりぃ…》と揶揄する内容をポストしてしまったんです。

 

 この発言には批判コメントが押し寄せましたが、呂布さんはそれらに反論しファイティングポーズをとっています」(芸能記者)

 

 

 未だ騒動が冷めやらぬなか、呂布カルマが過去に出演していた公益社団法人ACジャパンのCMが話題を呼んでいる。

 

「2022年から放送されていた『寛容ラップ』というタイトルのCMに呂布カルマさんが出演。

 

 呂布さんが一躍知名度を上げた同CMは、“たたくより、たたえ合おう”というコンセプトで、自分と異なる立場や考え方に対する不寛容な行動が社会的に問題になっている今、互いに対立するのではなく、相手を尊重し認め合うことの大切さを伝えていました」(同前)

 

 しかし、今回の一件で猛反論を繰り返している呂布カルマは、

 

《弁えないオタク文化を批判したら弱者叩きとか言われるんだけどお前ら弱者の自覚あるならコソコソしとけよ。そしたらこっちも何も言わねーから》

 

 とポスト。同CMでのコンセプトとは真逆の“寛容性ゼロ”の内容にXではさらに批判を浴びている。

 

《「お前ら弱者の自覚あるならコソコソしとけよ」って発言がとても危険で、かつ残念であるとしか言えない。今まで呂布カルマさんって、言えない言葉を言葉にしてみようよ、って色んな方面に訴えかけてて、その活動を通してACの多様性社会のCMにまで使われた程の人だったのに》

 

《そんなに己を貫きたいならCMなんか受けなきゃ良かったのになぁ、ACは知らんけど寛容、互いにリスペクトを歌うCMに出ながら「弁えないオタク文化」とか普通の企業だったら違約金レベルやろ…》

 

《「本当は優しい人」イメージを世間に浸透させた呂布カルマ。実際は正反対の人間性でACジャパンのCMがとんだ欺瞞であることを露呈した格好》

 

 その後も、呂布の反論は続き、果てはサッカー部所属の高校生を自称するユーザーと“口喧嘩”になった。

 

「『最近人気ないから炎上商法使って有名になろうとしてんの?』と、挑発したサッカー部の高校生と自称するユーザーとやり取りしました。ただ、呂布さんは、《ガキ》《少年じゃん》など年齢の差を利用して“反撃”するばかりで、ネットユーザー同士で《高校生に論破された》と盛り上がっています。呂布さんの反応は、半分冗談だと思いますけどね。

 

 いずれにせよ、今回の件では、呂布さんを起用したACジャパンにも批判が集まる事態となっており、なかなか深刻です。このままでは、今後の呂布さんのメディア出演などに影響が出る恐れがありますね」(同前)

 

 アーティストゆえ、日々の感情は音楽に昇華してほしいところだが……。

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