「最後の最後に金勘定」批判殺到の『24時間テレビ』終幕演出にも疑問噴出「放送意義」を羽鳥慎一アナが“代弁”も
9月1日、日本テレビ系『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』がフィナーレを迎えた。
お笑い芸人のやす子がチャリティーマラソンを完走し、その間に集まった「マラソン児童養護施設募金」の金額は番組終了時点で、4億3801万4800円に達したと発表された。
「2023年11月に『24時間テレビ』の募金については、系列局の日本海テレビの男性局長が長年にわたって着服していた問題が発覚しています。
今回はメインパーソナリティーを廃止し、47回めにして初めて番組テーマを『愛は地球を救う』から変更して放送したことで、日本テレビはチャリティの在り方を再考したと強調しています」(芸能記者)
今回、番組のエンディングでは、総合司会を務めたフリーアナウンサーの羽鳥慎一が「原点に立ち戻り、番組の意味を考え直し、チャリティの本質を見つめ直す、という決意と覚悟を持って臨みました」と切り出した。
批判の声も認識したうえで「放送しないことでチャリティが届かなくなってしまうところもある。継続することに意味があるのではないかという思いで、私たちは今年の放送を決断しました」と、日テレの決断の意義を強調したのだった。
しかし、このように羽鳥アナが番組の意見を“代弁”したことに疑問を持った視聴者も多くいたようで、Xには
《なんでフリーのアナに言わすんだ?上層部出てきて言えよ。ドラマの件といい、本当に日テレはひどい》
《この説明をなぜ羽鳥さんが伝えないといけないんだ…司会だから?エンディング迎えてたから?》
といったネガティブな声が相次いでいる。
「日本テレビの石澤顕社長は、7月におこなわれた社長会見で、番組内で募金管理体制について説明することを明かしていました。しかし、番組でその説明がなされないまま、やす子さんのマラソンも始まり、募金も開始していたんです」(前出・芸能記者)
それにもかかわらず、やす子のマラソンが中継されている場面では、画面右上で募金額がリアルタイムに表示。
さらには、エンディングで恒例の『サライ』を歌うなか、特大ビジョンに募金額が表示されたのだが、こういった演出に疑問を持つ声も多い。
《なん十年ぶりに24時間テレビ観てたけど、最後の最後に金勘定で終わらせたことが全てを物語ってるなと感じましたわ》
《雨と汗でびしょ濡れのやす子にタオルもかけてあげずに金勘定を始める24時間テレビスタッフ》
といった批判がX上では見られている。
「たしかに、羽鳥アナは日本テレビ社員時代から『24時間テレビ』に長らく出演していますが、それと会社としての姿勢を語らせるのは別物でしょう。
特に最近の日本テレビはドラマ『セクシー田中さん』の騒動でも対応が後手後手に回っていた印象があります。放送時間がふんだんにあったのですから、きちんと“詫び”を入れる時間があってもよかったと思います」(同前)
このまま、2025年の放送では「愛は地球を救う」に戻るのだろうか――。
09/02 07:15
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