「1時間番組で良い」「やす子やめとけ」24時間テレビ マラソン企画刷新、メインパーソナリティー1時間交代制も止まぬ批判

 

 今年も続投が発表された「24時間テレビ」(日本テレビ系)。総合司会は、羽鳥慎一アナと水卜麻美アナが起用されているが、“番組の顔”となるメインパーソナリティは依然として未発表のままだ。しかし、放送まで約1カ月半に迫ったところで新展開があった。なんと“時間制”が採用されたようでーー。

 

「2003年にTOKIOが起用されてから、20年間にわたり旧ジャニーズタレントがメインパーソナリティを務めてきました。しかし、2024年7月15日『女性自身』が報道した内容によると、今まで取り入れてきた、“メインパーソナリティ制度”そのものを廃止し、24時間を1時間交代制にして24人で繋ぐ番組構成になるようです。内定しているパーソナリティは、日本テレビの番組によく起用されているタレントや、ベテランお笑い芸人、男性アイドルや長寿番組のパネラーなど、多種多様な人選です」(芸能記者)

 

 

 さらに、名物の“チャリティーマラソン”も異例の構成となる予定だ。7月16日の制作発表会では、「全国の児童養護施設に募金マラソン」と銘打ち、過去に児童擁護施設に入所した経験のあるやす子がマラソンをおこなうことになったのだ。

 

「これまでは基本的に、“チャリティーマラソン”という漠然とした企画でしたが、今回は『児童養護施設に募金する』と目的を定めた新システムですね」(同前)

 

 こうした背景には、2023年に発覚した“横領”がある。

 

「2023年11月、日本テレビ幹部が会社の売上金約1118万円を着服していたとして懲戒解雇処分を受けました。着服金の中には『24時間テレビ』で集まった寄付金約264万円も含まれていたことが大きな問題に発展したんです。チャリティー番組でありながら、幹部はそのお金で私腹を肥やしていたーー。まさに同番組の根幹を揺るがすような事件の発覚で、番組の打ち切りを求める声も多く上がったのです。

 

 チャリティーマラソンでわざわざ“目的”を定めたのは、“使途不明”というイメージを払拭するため。メインパーソナリティを定めないのは、今回の放送には多くの批判が寄せられる可能性があるため、“番組の顔”ひとりに批判が向かないよう、分散させるという意図でしょう。それでも、所属タレントを出演させることに否定的な事務所は多く、キャスティングに時間がかかっているようです」

 

 X上でも、いまだに『24時間テレビ』への“不信の声”が減る様子はない。

 

《電波の無駄使いだね 24時間て誰も見てないのになぁー 寄付だって1円もしたくないし 何十年も寄付金隠蔽は呆れはてる 1時間番組で良くない》

 

《やす子、24時間ランナーを降りろ。やめろ。やめとけ》

 

《地球を救いたいなら24時間放送を停止して電力消費を無くせばいい》

 

 こんな様子で選ばれた24人が日テレを救うことはできるのか……。

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