総フォロワー数500万人・なな茶が自ら「インフルエンサー事務所」を設立した理由「グラビア&コスプレ系の地位向上を目指します!」

なな茶は左から3人目。ほかのメンバーも大人気のインフルエンサーだ

 

「胸までが顔」と語る童顔巨乳で大人気のインフルエンサー・なな茶が2024年7月、プロデューサーとして事務所「クララプロダクション」を設立した。

 

「これまで『グラビアの仕事をしてみたい』『インフルエンサーになりたい』といった相談を無料で受けることが多くて、ちゃんと形にしようと思って会社にしたんです」

 

 所属メンバーは数十人。今回登場してくれたのは、TikTokなどで活躍する人気インフルエンサー6人だ。組織で活動するメリットは?

 

「インフルエンサーは個人で活動することが多く、メンタルが不安定になりがちです。そのために、100万人のフォロワーがいても、引退を余儀なくされるケースも多いんです。組織で動くことで同じ目標を持って孤立を防げますし、最新の流行や媒体の収益構造の変化などの情報を、共有することができます」

 

 

 そして、ポテンシャルを最大化できる強みもあるという。

 

「メンバーは、それぞれが一人でも活躍できる能力を持っていますが、パッケージ売りができますからね。今日だって、6人でのインタビューが決まりましたし(笑)。ほかのインフルエンサーを知ったり、応援してくださるインフルエンサーの新しい一面を知ることもできると思います」

 

 同事務所では、TikTokを運営するバイトダンス社の代理店としての配信マネジメント業務や、企業のSNS運用代行業務も手がける。

 

「私たちのように露出が多くてセクシーな動画を配信していると、広告案件を受けられるジャンルが狭く、再生数単価も安くなりがちです。もっとグラビア・コスプレ系のインフルエンサーの地位を向上させたいと思っています。大変なこと? 営業するのは難しいけど、楽しいし、いまのところは何もないです!」

 

 新一万円札の顔・渋沢栄一は「知るより好く、好くより楽しむ」という、孔子の言葉を踏まえた名言を残した。なな茶は大好きな動画配信を楽しみながら、経営者として周囲を幸せにしようとしているのだ。

 

【クララプロダクション所属の人気インフルエンサー6人を紹介!】

 

●なな茶(年齢非公開)/総フォロワー500万人

 

「14歳からアイドル活動を始めて、動画共有アプリ『Vine』(2017年サービス終了)の時代から自分を表現することがすごく好きで、どんどんインフルエンサーになってきたみたいな。私の場合、芸能活動から流れ着いた感じです。アイドル時代は、いろいろと問題になるのでSNSは禁止だったんですが、私はそれを無視してやっていたから『MDJ』(もんだいじ)と呼ばれてました(笑)。バズったのは、初めて水着を披露した動画。1時間で100万再生して、そこからグラビアも始めました。私はアイドルとして東京ドームの舞台に立つことを夢見ていましたが、まさか自分がインフルエンサーになるとは思ってなかったです」

 

 2021年、「ヤングジャンプ」の「サキドルエース」グランプリ。9月19日、1st写真集『なな茶いっぱい』(双葉社)が発売される。

 

「SNSでのテーマは『男性目線のあざとさ』『天然でえっちな彼女』です。『SNSで見る私』と『泥臭い生き方をしている私』、どっちも好きになってもらいたいです! ちなみに推しポイントは胸。私は胸までが顔なので(笑)」

 

●てるる(22)/総フォロワー54万人

 

「私、1回BANされちゃったんです。動画がエッチで過激すぎて、TikTokのアカウントが消えました。TikTokは最初の0.3秒が大事。水着をただ着てるだけではなく、その0.3秒で水着がずり落ちそうに見えるとか、いろんなテクニックを使ってます(笑)。グラビア中心ですが、たまにすっごい大食いや、ASMR(立体音響)をやってみたりしています。1つの色に染まらないインフルエンサーっていうのが、私の特徴なのかなと思います。これから、てるるはでっかくなります。皆さん、今のうちに見つけていただけたら嬉しいです!」

 

【なな茶プロデューサーの「推しポイント」】
「めっちゃエロい動画を出しています(笑)。けっこう脱いでもいます!」と本人談。グラビアも大人気で、今後も大きく展開していく予定。「『(人気事務所の)プラチナムを受けたら落ちた』とかSNSに書いちゃう裏表のない人なので、ファンも応援したくなるんです」(なな茶、以下同)

 

●サクラ・マタタ(28)/総フォロワー17万人

 

「新卒でプライム上場企業に勤めて、営業をしていました。入社4カ月で営業成績1位になったら天井が見えてしまい、セクハラやパワハラもあったために会社を辞めて、2年前からTikTokを始めました。ゲームが好きで1日18時間やったりするので、ゲーム配信をしたり『ゲーマーあるある』『陰キャあるある』とか、あるある系の動画を配信したりしています。私、承認欲求が強くて、動画をアップして『かわいい』『おもしろい』とか言ってもらえると、けっこう気持ちよくなります(笑)」

 

【なな茶プロデューサーの「推しポイント」】
「陰キャ界のポップスター」として「あるある」や「◯◯の末路」、ショートドラマを投稿。「OL経験とかもあるので、すごくしっかりしてます。動画のエンタメ要素が強くて、自分で男役やっちゃうとか、“きれいな芸人さん”って感じですね」

 

●ゆでたまご(年齢非公開)/総フォロワー256万人

 

「2019年にSNSを始めて2週間でフォロワーが10万人になりました。バズったきっかけは、私がTikTokに水着を着て踊っている動画を投稿したら、あるYouTuberさんが勝手に『猫顔巨乳最高』ってYouTubeにアップしてくれたこと。気がつけば500万再生されてました。なので、自分では積極的に活動してる感覚はなかったんです。私は引きこもりタイプなので、動画を撮るためだけに、海やプールに行っています。できたら365日家にいたい(笑)。最近は頑張ってセクシー系を出してますが、ふつうの動画も見てください!」

 

【なな茶プロデューサーの「推しポイント」】
「引きこもりの完璧主義者。私は彼女の顔が好き。TikTokで見て、『なんてかわいいコがいるんだ!』と思ってDMナンパをして仲よくなりました」。20~30代の男性ファンが中心で、1stデジタル写真集『彼女の名前は、ゆでたまご』(週刊プレイボーイ)が発売中。

 

●ちなぷぷ(22)/総フォロワー68万人

 

「肩書は『限界酒飲み大学生TikToker』です(笑)。19歳からSNSを始めて、最初はコントチックなことをしてましたが、最近はすっごく雑だけど料理を作って、酒飲んで『うめえ!』みたいな動画を作っています。そのせいで10kgほど太ってしまって、体重を戻してるところです。私は好きなインフルエンサーの方々の動画に励まされたり救われたりしてきたので、私も生きるパワーを与えられる存在になれたらいいな。週プレ『グラジャパ!』写真集ランキングで7月マンスリー1位になった私の1st写真集をぜひ買ってください!」

 

【なな茶プロデューサーの「推しポイント」】
「ウチの事務所で最年少だけど、いちばんしっかりしています。動画の編集力が高く、フォロワーの感情に寄り添うことができるので、若い層に刺さっているんだと思います」。7月、初のデジタル写真集『女子大生最後の夏休み』(週刊プレイボーイ)を発売。

 

●arisa(年齢非公開)/総フォロワー15万人

 

「動画の投稿を始めたのは5年ほど前です。私はフルート奏者として、皆さんにフルートの魅力を知ってもらうために演奏動画をSNSに投稿していたら、美容関係のお仕事をいただけるようになりました。動画のなかで人気が高いのは、『1万円と350万円のフルートの吹き比べ』のような検証系ですね。あと自分自身がオタクなので、ボカロ文化を発信していたら、少しずつフォロワーが増えてきました。最近はグラビアも始めたので、インスタの水着姿も見てもらえたら嬉しいです。私、夜行性なので、寝るのは朝の7時過ぎです(笑)」

 

【なな茶P推しのポイント】
「音大出身のプロの演奏家。フルートが上手で、かわいくて努力家なので、彼女を知れば知るほど、みんな好きになると思います!」。9歳からフルートを始め、中部日本吹奏楽コンクール金賞など国内コンクールにおけるさまざまな賞を受賞している。

 

写真・木村哲夫

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