酒井法子 “赤いブツブツ”顔面投稿…「究極の自然派アンチエイジング」美容医療絶賛の裏で囁かれる“インフルエンサー”への路線変更
8月4日、歌手で女優の酒井法子が、自身のインスタグラムを更新。アンチエイジング治療のひとつである「線維芽細胞培養移植」を受けたことを公表した。
同投稿で酒井は、注射針の痕も痛々しい移植直後の写真とともに、
《自分の線維芽細胞を自己血液を餌に何億倍へと培養してお肌に戻す治療》
と説明し、さらに
《究極の自然派アンチエイジング治療》
《地味な治療ですが、5年後10年後のお肌が違うそうです。もっと早くに出会いたかった》
とこの治療法を大絶賛した。だがこれに対し、
「“究極の自然派アンチエイジング”とはさすがに言い過ぎですよ」
と、首をかしげるのは、医療法人華風会ボークリニックの久保伸夫医師だ。
「たしかに、幹細胞から生み出される線維細胞は、コラーゲンやエアラスチン、ヒアルロン酸を排出します。線維細胞を移植することで、皮膚に弾力が出るので若返った感じは実感できるでしょう。ただ、治療の効果は限定的ですね。具体的にいえば、ニキビ跡ならともかく、皺の治療にはあまり意味がありません。いずれにせよ、それなりに広まっている治療法で、“究極”でもありません。幹細胞そのものを移植するなど、より高度な治療法もありますからね」
では酒井はなぜ、そこまで珍しくもない治療法を絶賛したのか。広告代理店関係者はこう明かす。
「今回は、顔や手などに赤いブツブツができるなど、かなり衝撃的な施術中の写真まで載せていました。こうした赤裸々な裏側まで明かすことで、ファンに認知してもらい美容関係のインフルエンサーとしての活動をしていこうという意図があるのではないでしょうか。今回の一件が、広告なのかどうかは別として、こうしたアンチエイジングに関する美容医療は単価が非常に高く、うまく広告塔になれれば、莫大な契約料を得ることができますからね。
酒井さんのインスタグラムのフォロワーは約5万人で、そこまで多くはありませんが、やはり一般的な知名度は100万人のフォロワーがいるインフルエンサーよりも高いですからね。今回話題になったことを受けて、多くのクライアントが依頼をしたがる可能性があります」(広告代理店関係者)
だがこうした“路線変更”は、芸能人としての酒井の厳しい立ち位置を反映したものでもある。
「やはり、2009年に受けた覚せい剤取り締まり法違反の有罪判決の影響は今もありますね。酒井さんは、7月に香港でのコンサートを無事成功させましたし、中国での人気はまだ、健在ですが、やはり国外ということもあって、安定して活動するのは難しい。一方、国内の仕事は地方営業が中心で、“のりピー”の往年の勢いは戻ることはないでしょう。それにしても、半分素人がやるような美容医療のインフルエンサーになるのは、寂しい限りですけどね」(芸能記者)
歌と演技で表舞台に立って欲しいものだ。
08/06 21:00
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