日テレ「もう終わってもいい」バラエティ番組『さんま御殿』『鉄腕DASH』を抑えた意外なトップ3は?【500人にきいた】

TOKIOの看板番組『ザ!鉄腕!DASH!!』は第5位にランクイン

 

 日本ほど「バラエティ番組」が多い国はないと言われる。テレビをつければ、朝から晩まで、どこかのチャンネルで放送されている。だが、これだけバラエティが乱立していれば、淘汰される番組も少なくないーー。

 

 そこで本誌はアンケート調査を実施。「もう終了してもいいと思うバラエティ番組」は何かを、全国のテレビ好きの30代から60代の女性500人にきいた。まずは「日本テレビ編」ということで、日本テレビ系でプライムタイム帯に放送されているおもなバラエティ18番組を対象とした。

 

 では、「終わってもいいバラエティ」日テレ編、トップ5からみていこう。

 

 

【第5位】『ザ!鉄腕!DASH!!』39票

 

 1995年に放送開始。もうすぐ30周年を迎える長寿番組。TOKIOが体を張ったチャレンジをみせる企画で人気を博し、近年は「DASH島」「DASH海岸」「0円食堂」などの企画が多い。「終了してもいい」理由は?

 

「昔は欠かさず見ていたけど、いつの間にか見なくなった。TOKIOも3人だけになったことだし、役目は終えたのでは」(40代・パート・宮城県)
「ときどき見ると、いつも同じような企画ばっかりやっている。マンネリ化。これに尽きる」(50代・主婦・兵庫県)

 

【第4位】『踊る!さんま御殿!!』43票

 

 1997年に放送開始。明石家さんまの司会で、テーマに沿って集められたゲストが体験談などを語るトーク番組。

 

「出てくるゲストが、明らかに司会のさんまに気を遣って忖度しているのが見え見え。さんまの笑いももう古い」(40代・医療系・兵庫県)
「昔からさんまの声や、ちゃちゃ入れ的なしゃべりが苦手。出演者もガチャガチャうるさい」(30代・アルバイト・香川県)

 

【第3位】『有吉の壁』48票

 

 放送開始は2020年。芸人たちが有吉弘行の「お笑いの壁」を超えるために奮闘する。おもにコント芸人たちが活躍する「ムチャぶりバラエティ」。

 

「あまりにくだらなすぎ。面白くない売れない芸人が楽しんでるだけに見える」(50代・自営業・広島県)
「有吉の趣味で、ただ内輪で楽しんでるだけでは? 何がおもしろいのか、まったく理解不能」(40代・パート・群馬県)

 

【第2位】『ダウンタウンDX』50票

 

 1993年放送開始。数名の芸能人をゲストに迎え、写真やエピソードを紹介し、素顔を探るトークバラエティ。

 

「もともと浜田さんが苦手なうえに、今は松本さんも出ていない。もう見たいとは思わない」(60代・主婦・神奈川県)
「ダウンタウンに気に入られようとしているのか、ゲストが明らかに話を盛ることがよくある。マンネリ化しているし、ダウンタウンのイメージも相当ダウンしている今、やめてもいいと思う」(40代・パート・神奈川県)

 

【第1位】『行列のできる相談所』62票

 

『行列のできる法律相談所』として2002年に放送開始。弁護士軍団が法律問題についてトークを繰り広げる番組だったが、最近は法律問題を扱わない回も増え、2021年10月以降、番組タイトルから「法律」が取れている。

 

「もう法律のことをやらないなら存在価値がない。どうでもいい芸能人の話ばっかりやるならもうやめて」(30代・パート・北海道)
「24時間テレビの続きをやったりだとか、いつの間にか番宣になっている。もともとの趣旨と変わってしまった」(40代・会社員・愛媛県)
「以前はためになる法律のことをちゃんとやっていたが、紳助さんが司会じゃなくなったあたりから変わってしまった」(40代・派遣社員・千葉県)

 

 第3位『有吉の壁』以外のトップ5は、すべて20年以上続く長寿番組という結果になった。そして『行列』は今年も『24時間テレビ』の延長戦となるのだろうかーー。

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