テレ朝「もう終わっていい」バラエティ番組ランキング、『ザワつく!金曜日』を抑え“高視聴率番組”がまさかの1位に

2位に選ばれた『ザワつく!金曜日』に出演している長嶋一

 

「バラエティ番組が多い国」として知られる日本。各テレビ局が毎日、朝から晩まで放送し続けるバラエティ番組だが、視聴者が「もう終わってもいい」と思っているのはどれなのかーー今回は「テレビ朝日」編だ。

 

 本誌がアンケート調査を実施し、「もう終了してもいいと思うバラエティ番組」は何かを、全国のテレビ好きの30代から60代の女性500人にきいた。対象としたのは、テレビ朝日系でプライムタイム帯に放送されている、おもな16の番組だ。

 

 では、トップ5から見ていこう。

 

 

【第5位】『クイズプレゼンバラエティ Qさま!!』36票

 

 2004年10月放送開始で、もうすぐ20周年を迎えるクイズ番組。「Qさま」とは「クイズさまぁ〜ず」の略で、司会をさまぁ〜ず、優香、高山一実らがつとめる。「終了してもいい」理由は?

 

「クイズの内容もメンバーもあまり変わらずマンネリ化している。正直、飽きてます」(60代・パート・東京都)
「ゴールデンになる前は深夜放送で、そのころはバラエティとしておもしろかった。それがただのクイズ番組になってしまい残念。やっぱり深夜番組をゴールデンに移すのはよくない」(50代・アルバイト・東京都)

 

【第4位】『ナニコレ珍百景』42票

 

 全国各地の珍しい風景を紹介し「珍百景」に認定するかどうかを、ネプチューンとゲストが審査する。2008年から断続的に放送されている。

 

「前にやっていたときは、こんな不思議なところがあるのかと驚くことがよくありました。しかし今やっているのは珍しくもなんともないものばかり。ネタ切れでしょう」(40代・会社員・秋田県)
「昔はおもしろかったけど、最近はただの面白動画みたいのばかりでつまらない」(50代・パート・茨城県)

 

【第3位】『10万円でできるかな』45票

 

 深夜番組として2017年に放送開始、2019年から月曜ゴールデンで放送されている。Kis-My-Ft2が様々なテーマを10万円で達成できるかを検証する。出演はほかにサンドウィッチマン。

 

「よほどキスマイのファンでもなければ、まったくおもしろくもなんともない。10万円さえ無駄」(50代・パート・東京都)
「この番組って以前、宝くじの企画でヤラセが発覚したはず。その前にもヤラセやってたとか。まだ続いているのが驚き」(40代・派遣社員・秋田県)

 

【第2位】『ザワつく!金曜日』46票

 

 2018年放送開始のトーク番組。出演は長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子、サバンナ高橋茂雄ら。

 

「鼻持ちならないお坊ちゃまお嬢様芸能人が好き勝手しゃべっててイライラする。話す内容も薄っぺらい」(60代・主婦・東京都)
「一茂さんの言うことは理解不能、でちさ子さんは荒っぽすぎて好感が持てません。この人たちの話に納得できる人がいるのでしょうか」(50代・無職・神奈川県)

 

【第1位】『ポツンと一軒家』55票

 

 2018年からレギュラー放送開始。出演は所ジョージと林修。山奥など、人里から離れたところにある家を探し、そこに住む理由や暮らしぶりなどを調査する。

 

「いつも思うのですが、泥棒達に狙いやすい場所を教えている番組にしか思えません」(40代・無職・徳島県)
「場所を簡単に特定できるので、犯罪者に狙われる確率が上がる。本当にやめるべき番組だと思う」(50代・主婦・北海道)

 

 2024年5月に山間部の一軒家で強盗事件が相次いだ際には、番組で個人情報などをさらすことがリスクを高めるのではないか、との批判もあった。

 

 2023年の年間平均視聴率では開局以来初の「世帯3冠」(全日、ゴールデン、プライム)を達成したテレビ朝日。バラエティも好調で、特に『ザワつく!金曜日』は年間平均視聴率が個人全体7.4%で、全局のレギュラーバラエティ番組でトップだった。また『ナニコレ珍百景』『ポツンと一軒家』も高い視聴率を記録した。人気が高い半面、反感を持つ人も多いようだ(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

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