『ブラックペアン2』原作者の“出演発見報告”続々でまたも浮き彫りになる『セクシー田中さん』『海猿』の“横暴ぶり”

『ブラックペアン2』で主演を務める二宮和也

 

 7月28日、二宮和也主演のTBS日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』の第4話が放送され、原作者である海堂尊氏本人がいわゆる“カメオ出演”し、話題となっている。

 

 2018年に第1シーズンが放送された同ドラマは、二宮が演じる、人も金ももてあそぶ世界的天才外科医を通し、「医療と金」、「医療革命」に迫るメディカルエンターテインメントだ。

 

 視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も10%前後を維持するなど、夏ドラマのなかでは好調といえる。

 

 

 今回、海堂氏が演じたのは、心臓血管外科医師の役。舞台となる大学病院の医師たちが集まるところで、セリフはないものの、はっきりと姿を捉えられる瞬間が数カットあったのだ。

 

 この放送後、X上には

 

《海堂先生出てたんですか!?まさか本編に原作者が出てくるとは!》

 

《原作者とはいえ、現役の医師だけあって違和感まったくないw》

 

《あれ?なんか海堂尊先生がいた?と思った。Xで検索したと、本当だ!先生がいました!》

 

 と、海堂氏の白衣姿に驚く声があがっていた。

 

 芸能記者はこう話す。

 

「じつは海堂氏のカメオ出演はこれが初めてではありません。2018年の第1シーズンも登場していましたし、過去には『チーム・バチスタの栄光』(関西テレビ制作、フジテレビ系)にも出演していたんです。ドラマ制作陣と原作者が友好な関係である証拠といえるでしょう」

 

 ドラマと原作者の問題をめぐっては、2023年10月期に放送された日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが、2024年1月29日に急逝し、世間に強い衝撃を与えた。

 

 また、これをきっかけに勃発したのが、フジテレビ系ドラマ『海猿』と原作者の佐藤秀峰氏のトラブル。佐藤氏が同ドラマの対応と主演俳優の伊藤英明を非難する投稿をしたことで、世間に大きく騒動が知れ渡った。

 

「今回の海堂氏の出演は、TBSとしても嬉しかったでしょう。『うちは問題ありませんよ』とアピールにもなりますから。
 特に今は、少しのトラブルでも、テレビ局やドラマ制作側の“横暴”ととらえられかねない状況です。

 

 それだけでなく、『ブラックペアン』は原作者の海堂氏が医師であるうえに、また別の医療監修者がついている万全の体制で、原作ファンも納得する出来になっている。シリーズ化されるほど、人気が出るのも頷けます」(前出・芸能記者)

 

 “ブラックペアン”とは手術の仕上げに使う医療器具を意味する言葉。つまり、手術成功の象徴というわけだ。

 

 ドラマ第2弾もこのまま成功で終わることだろう――。

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