「クドカン攻めすぎ」『新宿野戦病院』不適切?な“アダルトワード”連呼で困惑も巧みな脚本に脱帽の視聴者
7月24日に放送された、宮藤官九郎脚本のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)の第4話に登場した“衝撃発言”が話題となっている──。
「同作は、小池栄子と仲野太賀のダブル主演で、新宿・歌舞伎町の病院を舞台にした物語。ホストやキャバ嬢、トー横キッズ、外国人難民など、“ワケあり”な人物が交差する社会構図をテーマに、命の尊さを投げかける救急医療エンターテイメントです。
1月から放送され、大きな話題を呼んだ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の次のクドカン作品だけに、放送前からかなりの期待を集めていました」
第4話では冒頭、物語の舞台である「聖まごころ病院」に急患の電話がかかってくる。救急隊員が「車の助手席で性交中に、女性のほうが痙攣を起こして抜けなくなったみたいなんです」と説明すると、電話を取った白木(高畑淳子)は「カーセックス? カーセックスですね!? カーセックスならカーセックスって言ってください、最初から!」と、なんと「カーセックス」を4回も連呼。
想定外の“アダルトワード”連呼にX上では話題に。
《クドカン攻めすぎwwwww 地上波のドラマでカーセックスって高畑淳子に言わせんなwww》
《こんな時間の地上波でカーセックスとかやってて時代が少しずつ戻りつつあると喜んで良いのかどうなのか》
その後も「陰茎捕捉」というワードが何度も登場。看護師長のしのぶ(塚地武雅)がスマホで検索すると「陰茎捕捉は都市伝説」だという場面もあり、Xでは
《プライム帯でカーセックスで膣けいれん…》
《膣痙攣という言葉は知ってたけど 陰茎捕捉というのは知らなかった というか都市伝説。。。。。。。》
といった声が相次いだ。
ドラマは、アダルトなワードが飛びかった前半から一転、後半では「望まれず生まれた子どもの苦悩」が描かれるなど、シリアスな展開となった。これには、
《性にまつわるセンセーショナルな言葉が飛び交っていて思わず笑ってしまう前半と、命とは?母性とは?という難題を突きつけてくる後半 全然別のドラマみたいなのに最後には上手く融合していて見事だなぁと思う》
と、クドカン脚本の巧みさを称賛する意見もみられた。
「『新宿野戦病院』第4話の世帯平均視聴率は6.4%で、第3話から変わらずでした(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。それほど高い数字ではありませんが、注目すべきは『タイムシフト視聴率』です。リアルタイムではなく録画視聴の数字で、7月10日放送の第2話では8.4%。これは同じ週の『海のはじまり』(フジテレビ系)の9.6%、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)の9.0%、『虎に翼』(NHK)の8.6%に次いで4番めに高い数字でした。また、リアルタイムとタイムシフトどちらかで視聴した『総合視聴率』は、『新宿野戦病院』は15.0%。月9の『海のはじまり』の16.8%に迫る数字を記録しています」(テレビウオッチャー)
ドタバタ劇のなかに社会問題なども取り入れ、意外な展開へ進んでいくのがクドカンワールド。ドラマは中盤。ここからが本領発揮といえそうだ。
07/25 12:15
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