5度めのドラマ化『南くんが恋人!?』にファンから集まる厳しい評価「CG雑すぎ」で逆におもしろがる声も
じつに、5度めの実写ドラマ化となる、内田春菊氏原作のマンガ『南くんの恋人』。今回は、小さくなるのはヒロインではなく、男性側という“変化球”設定で、タイトルも『南くんが恋人!?』とされている。7月16日に、テレビ朝日系列「火曜9時枠の連続ドラマ」枠で第1回が放送された。
「最初のドラマ化は1990年。TBS系の放送で、工藤正貴と石田ひかりが主演でした。大ヒットした1994年版はテレビ朝日系『月曜ドラマ・イン』枠で、武田真治と高橋由美子が恋人同士を演じ、ブレイクしました。2004年版は同じくテレビ朝日系『木曜ドラマ』枠で、二宮和也と深田恭子が共演。2015年版は『南くんの恋人~my little lover』(フジテレビ系)のタイトルで、中川大志と山本舞香が出演しました。こうしてみると、若手の登竜門的なドラマとして扱われているのが分かります。
今回は、飯沼愛と、FANTASTICS from EXILE TRIBEの八木勇征が主演となります。2作めの主演だった武田真治が主人公・ちよみ(飯沼)の父親役で出演することで、昔からのファンを喜ばせています」(テレビ誌ライター)
女子高生・堀切ちよみと、その恋人で、バスケ界のスターである南浩之(南くん)の恋愛模様が描かれるが、第1回でさっそく、南くんが身長15cmにまで縮んでしまう展開に。
何度もドラマ化された作品だけに、視聴者の期待も高い。放送終了後には、絶賛コメントと同時に、こんな酷評もXでつぶやかれたのだった……。
《合成の技術と南くんの演技が最悪だな》
《あかんw南くん役の棒読み演技ギャグかと思うレベルで草》
《南くんが恋人、面白くないな…5回もドラマ化されてるから、今回初めて見てみたけど、深夜の30分枠でいいんじゃないかって感想》
「ちよみを演じる飯沼は、2021年、『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』で、約9000人の中から1位に選ばれた逸材。TBS系日曜劇場『VIVANT』にも出演していましたが、キャリアの浅さから、演技が批判されていました。
一方の八木は2024年、2025年と主演映画も控えている売れっ子。ただ、実年齢が27歳で高校生役は、なかなか厳しい気もしますが(笑)」(前出・テレビ誌ライター)
酷評されてしまったのは演技だけではない。唐突な展開や、CGの雑さが目立ったという声も多かった。とくに、雷が鳴るなか、路上に落ちた服から裸でモゾモゾ出てくる“小さくなった南くん”に、ネットは大盛りあがりだったようだ。
《いきなりすぎるwww》
《服の中から裸の南くん出て来てめちゃくちゃ笑ったわwww》
さらに、終盤に登場する猫のCGのレベルで盛り上がる人たちも。
《南くんが恋人のCGが雑すぎておもろいwww》
《悪くないけど令和になってもCGのクオリティはあんなもん?》
《最終盤だけ目に入ったけどCGめちゃくちゃショボいのでは…》
1984年公開の、当時の特撮技術を用いた映画として有名な『ネバーエンディング・ストーリー』を思い出す人まで、ネットには登場した。
作品の評価が、南くん同様“スケールダウン”しないとよいのだが。
07/17 10:00
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