松本人志「X」再開も芸人からの「低リアクション」にガッカリ感…芸能界の「腫れ物扱い」は続く

 

 7月14日、芸人の松本人志が「X」を更新し、こう投稿した。

 

《ポスト、リポスト普通にしょうと思ってます。当たり前の権利やし》

 

 2023年末、「週刊文春」に報じられた性加害疑惑で、現在休業中の松本。7月10日発売の同誌では、性被害を訴えているA子さんに付きまとう探偵が複数確認されたことが報じられている。

 

 

 12日には、約4カ月ぶりともなるXの更新をおこなった。投稿されたのは、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に対する抗議文だった。

 

 抗議の対象とされたのは、11日の放送内容だ。同番組に登場していたコメンテーター・おおたわ史絵氏の「ありとあらゆる手を使って、とにかくA子さんにあきらめさせようという図式だけは、はっきりと私にもわかっている感じですかね」との発言について苦言を呈したのだ。

 

 抗議文の最後では、同番組をBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てるとの意向を明らかにしている。

 

 この状況で、松本が次に発したメッセージが、冒頭の投稿だった。芸能記者がこう語る。

 

「無機質な『抗議文投稿』の次が、ある意味松本さんらしい、強気で、本音で話しているような投稿だったのには驚きました。

 

 ポストの内容からも、今後は日常的な投稿を含めて “モノ申していく” という姿勢を明かしたものと思われます。

 

 実際15日には、《やたら猫の映像が流れて来るねんけど…》という “ほんわか” ポストをしています。

 

 これからSNSを使って、自身のファンへの発信を加速させていくのでしょう。ある意味、復帰を見据えての第一歩とも見える動きです」

 

 だが、その “第一歩” は、あまりうまく運んではいないようだ。冒頭の投稿の後、松本は3人のポストを引用している。はじめに引用したのは、さまぁ~ずの三村マサカズの投稿だ。三村が松本に《普通に飲みましょう》と呼びかけると、《了解です》と絵文字までつけて返事をした。

 

「しかし、その次に続く2つの引用は、くまだまさしさんとピアニストの清塚信也さん。彼らも《嬉しいです》《師匠!》と、松本さんの “復活” を喜んでいるのですが、松本さんはそれぞれに絵文字を1つだけつけて返事をしている程度です。

 

 同投稿に対する芸能人の反応としては、先にあげた方以外では、もう引退している島田紳助さんが《ごもっとも》と反応しているほか、立川志らくさんが《ずっと待っています》と返信しているくらいです。

 

 松本さんほどの大御所であれば、この再始動をほのめかす内容に、若手芸人や人気タレントなどが続々と応援コメントを送ってもよいと思うのですが、どうもそうはいかない様子です。2023年までの活躍ぶりを思えば、この薄い反応には、正直ガッカリ感も覚えてしまいます。

 

 若手芸人らが反応しないのは、やはり松本さんが今も “腫れ物” だからでしょう。訴訟前には、松本さんと吉本興業との間で深刻な亀裂が生じている、休業や裁判は松本さんの独断だ、とも報じられました。そうした状況で、かつての大御所に自らすり寄ろうとする芸人は、なかなかいないのかもしれません」(同前)

 

 今後、首尾よく復帰できたとしても、松本を囲む芸人の姿は、もうわずかなのかもしれない――。

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