「後味が悪い」『バチェロレッテ3』尻すぼみ展開が大荒れ「“リアル”だと恋が芽生えない」恋愛リアリティーショーの限界とは

今回の主人公、武井亜樹さん(『バチェロレッテ・ジャパン』公式Instagramより)

 

 Amazonプライムビデオで配信された恋愛リアリティシーショー『バチェロレッテ3』の“結末”が話題を読んでいる。

 

「2020年から始まった『バチェロレッテ』とは、高嶺の花に群がる男性が競い合い、女性に選ばれると、“ローズ”と呼ばれる薔薇を受け取ることで生き残っていくという恋愛リアリティーショーです。シーズン3では、東大卒の元官僚というエリート女性の武井亜樹さんが“主人公”に選ばれました。用意されたローズの数は毎話ごとに少なくなり、最終的に一人だけ“運命の人”が選ばれるというシステムになっています」(芸能記者)

 

 ところが第7話で、番組の構図的に“モテなければいけない”武井さんが、次々と男性に振られているのだ。

 

 

「参加者の男性が、ローズをもらうのに必死になる様子を視聴者は楽しみにしているのに、ラスト3名にまで残った会社経営者の北森聖士さんは『僕にローズは渡さないでほしい』と、自ら脱落する前代未聞の展開に。ほかにも、男性陣のバチェロレッテに対する温度感が低いことでイマイチ盛り上がりに欠けました」

 

 そして、2024年7月11日に配信された最終話では、内科医兼実業家の坂口隆志氏に“ラストローズ”が渡されたが、アフタートークで武井さんは「2人で話し合って、別々の道を歩んでいくことにしました」と、まさかの“恋愛なし”という結末が明らかにされたのだ。

 

 この結末に視聴者は大荒れ。Xでは、

 

《もうバチェラーとかバチェロレッテとか悲しくなるから打ち切り》

 

《閉ざされた空間で旅を完結させないといけないのも、誰にも相談できないのも辛い
次回バチェロレッテやりたいと手を挙げる人いるのかな》

 

《今回のが最も後味悪いできですねー。なんといっても、男性側から、「僕にローズを渡さないでほしい」というシーンがあるのは面白くないですねー》

 

 といった不満が噴出している。

 

「恋愛リアリティーショーといえば、これまで何度も“ヤラセ”疑惑が報じられてきました。同シリーズの『バチュラー3』に関しては、出演した女性の経歴詐称、デートプランの筋書き、プロポーズしたのは台本どおりだった……という疑惑を『週刊文春』が報じています。一連の報道を受け視聴者は、『台本なしのリアリティー』と大々的にうたっている同番組に不信感を露わにすることになりました。

 

 逆にいえば、今回はこうした批判を受けて“リアル”を重視したのかもしれません。しかし、その結果は“恋愛が生まれない”という皮肉な結果になりました。今の時代、恋愛リアリティーショーというジャンルそのものが限界なのかもしれません。過剰な演出で盛り上げようとすると、SNSで誹謗中傷にさらされるというリスクもあります。“ガチの恋愛”はショーにならないということです」(前出・芸能記者)

 

 今回の出演者たちが、台本にない愛を見つけられるといいが……。

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