『世界ふしぎ発見!』前説 “卒業” 時のエピソード…黒柳徹子が石塚英彦にプレゼントしてくれたものは?
6月25日放送の『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』(テレビ朝日系)で、元芸人の吉井崇さんが経営するラーメン店を、アンタッチャブル・山崎弘也さんが訪問。吉井さんは芸人時代に前説を10年間やっていた『世界ふしぎ発見!』(TBS系)をやめる際に、番組出演者からあたたかく送り出されたことを明かしていました。
吉井「(黒柳)徹子さんは現金で10万円くれて……一介の前説に。草野(仁)さんからは高級時計をいただいて。(野々村)真さんは家族で食べに来ていただいて。板東(英二)さんは何もなかったんですけど」という話に、山崎さんは「さすがだね。それが板東さんだもんね」と爆笑していました。
実は、吉井さんより前にホンジャマカ・石塚英彦さんも『世界ふしぎ発見!』の前説を経験しています。筆者は、以前、ご本人から当時のお話を伺っています。
「ホンジャマカを組むちょっと前に、2年ぐらいやっていました。本番が始まる前に僕が出演者を呼び込むんです。黒柳さんのときには、たとえば5月だったら『鯉のぼりよりも艶やかな黒柳徹子さんです』とか、『日本で唯一黒船を見たことのある女優・黒柳徹子さんです』とか、毎回変えて紹介してたんですよ」
石塚さんの、いじり要素の強い紹介にも徹子さんは寛大だったと言います。
「毎回『ありがとう』って言ってくれて。その後、ホンジャマカを組んで軌道に乗ってきたんで前説は卒業となったんです。
そのときに黒柳さんが蝶ネクタイとカマーバンド(腰回りの装飾アイテム)をプレゼントしてくださって。手紙に『あなた今度『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出るときには、これを付けてね』って。すげぇいい人だと思って。共演者の板東さんは何にもくれなかったですけど(笑)」
その後、石塚さんは『徹子の部屋』で徹子さんとの共演を実現させます。
「出演できたんですけど、そのときはだいぶ体がデカくなっちゃって、カマーバンドも蝶ネクタイもフックが届かなくて……だから、箱に入れた状態で徹子さんに見せました(笑)」
『世界ふしぎ発見!』の前説経験者の2人の話が、ともに「板東さんは何もなかった」というオチ。板東さん、さすがです(笑)。
インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
07/08 02:00
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