「時代遅れで身勝手」「不快感しかない」奈緒のインティマシー・コーディネーター依頼を断った監督に相次ぐ批判

野島伸司氏の養成所で特待生だった奈緒。その待遇は、オーディションを受け、自力でつかんだものだった

 

 7月5日に公開する女優・奈緒の主演映画『先生の白い嘘』の監督がニュースサイト「ENCOUNT」のインタビューで語った内容が、今波紋を呼んでいる。

 

 同映画の監督を務めたのは、映画『植物図鑑 運命の恋拾いました』やドラマ『トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』(フジテレビ系)などの人気作品を手掛けてきた三木康一郎氏だ。

 

 鳥飼茜氏原作の漫画を原作とする今作品は10年の時を経てついに完成した。その舞台裏ではさまざまな苦労があったという。

 

 

「同インタビューによると、本作が男女の性の不平等を描いた作品であり、性的な描写が描かれていることから、10人ほどに出演オファーをしたものの全員に断られ、キャスティングに難航したそうです」(芸能記者)

 

 結局、奈緒が出演を快諾してくれたことで前に進んだわけだが、そこで三木監督は、奈緒の“ある願い”を断ったという。

 

「三木氏いわく、撮影がおこなわれた2年前、奈緒は『インティマシー・コーディネーターを入れて欲しい』とお願いしてきたそうです。

 

 インティマシー・コーディネーターとは、性的な描写を撮影する際にコーディネータとして現場に立ち会い、出演者と制作陣の間に入って、安心して作品づくりに取り組めるようコーディネートする仕事。まさに、このような作品に必要とされる存在ですね。

 

 ところが、三木氏は“監督と俳優の間に人を入れたくなかった”という理由から、奈緒の提案を断ったそうなんです」(芸能記者)

 

 同インタビューで三木氏は、「女性として傷つく部分があったら、すぐに言って欲しいとお願いしました」と語るなど、撮影にあたり細やかな配慮をしてきたというものの、三木氏の選択に、Xでは批判の声が多く上がる。

 

《「傷つく部分があったらすぐ言って欲しい」と言われても言えるわけないからインティマシー・コーディネーターを要望したのだろうに入れなかったとは。。日本の映画界はまだこんなことあるのですね。》

 

《いいもの作りたいから何してもいい時代は終わってます。本人が望んでないならやらせるべきじゃないでしょ。》

 

《何度も断られてきてるのは女性が性の演技が不安だからでしょ。こんな時代遅れで身勝手で配慮がないことに驚く》

 

《絶対見たくないって思った。不快感しかない。》

 

「実際にどのようなやり取りがあり、奈緒さんがどこまで納得していたのかは短いインタビューからはわかりません。ただ、今の時代に『インティマシーコーディネーターを断った』というエピソードが批判を浴びるのは仕方がないでしょう。映画の宣伝のためにわざわざ明かす必要はなかったといえます」(前出・芸能記者)

 

 奈緒はどこまで納得していたのか……。

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