「ダークな演技は最高」だけど…松本まりか、主演ドラマ「低視聴率」の裏に視聴者が感じた「ミスマッチ」

 

 松本まりか主演のドラマ『ミス・ターゲット』(テレビ朝日系)の最終話が6月16日、放送された。平均世帯視聴率は3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と、前回から0.1ポイント下げての終了となった。

 

 本作は、結婚詐欺師として活動しつつも普通の恋愛経験はゼロの主人公・すみれ(松本)が、本気の婚活に奮闘していく姿を描くラブコメディ。最終話の反響を報じたYahoo!ニュースには、次のような反響が。

 

 

《コメディタッチな演出の中に人としての何か大切なものを教えてくれた本当に素晴らしいドラマだったと思いました。第2弾も観たいけど、先ずはもう一度そのままでいいので、木曜か金曜日のゴールデンタイムにアンコール放送して欲しいです》

 

《視聴率悪かったとヤフーニュースで見ましたが何でだろう?私的には楽しい作品で毎回見てました》

 

《ドラマ面白かったです!! まりかちゃん好きなので感情移入しちゃて久々泣いちゃいました 最終話これまで良かったセリフ最後抑えてた、ぶりっ子感つい出ちゃいましたね 他の役者さんも良かったし充分楽しめた作品でした》

 

 松本の演技にハマったファンには好評だったようだが、その逆の意見も目立っていた。

 

《まりか様は憎しみ、悲しみなどのダークな感情の演技は最高だと思います。逆に陽の感情の演技はやや違和感が》

 

《こういう役、意外とあまり得意じゃないのかな。。仕草、表情、セリフ、わざとらしいところが多くて感情移入したいところで現実に引き戻されてしまう部分が多々ありました》

 

《あんなオーバーな演技する俳優だった? 残念すぎる》

 

 松本といえば、『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で見せた、鬼気迫る演技でブレイクしたことで知られる。いまもそれが印象に残り、コメディタッチの作風とのミスマッチを感じた視聴者も多かったようだ。

 

「『ミス・ターゲット』は、松本さんにとって全国ネットの地上波連続ドラマ初主演という、記念すべき作品でした。キャスト発表後におこなわれたインタビューでは『15歳でこの仕事を始めたころから奥底に秘めてきた夢が、いまこうして目の前にやってきてくれた奇跡は、あまりに尊く……持てるすべて、ベストを尽くします』と意気込みを語っていました。

 

 テレビ朝日の日曜22時台は、2023年4月にドラマ枠となって以来、苦戦を強いられています。今回も、初回世帯視聴率3.6%と振るわず、最高視聴率は4.0%どまりとなりました。

 

 松本さんは、2024年1月、それまでの芸能事務所が業務休止を発表したことにともない、別の大手芸能事務所に移籍しました。そのタイミングで連続ドラマ、映画と主演作が放送、公開されましたが、現状、どちらも結果を出せたとはいえません。5月の、福士蒼汰さんとのダブル主演映画『湖の女たち』も、思ったほど客足を伸ばすことはことはできませんでした。本人としては、幸先のいいスタートを切りたかったところでしょうが……」(芸能記者)

 

 7月から、次なる主演ドラマ『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)がスタートする松本。こちらはタイトルからして、“怪演”が期待できそうだが……。

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