キムタク主演『Believe』ラスト直前も視聴率下落「竹内涼真の出番が」「片山友希が、山本舞香が」視聴者の注目は“脇”ばかり

真実を求めて奮闘する主人公役の木村拓哉。熱演にもかかわらず、脇役を評価する声のほうが多い

 

 俳優の木村拓哉が主演するドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)。木村演じる主人公の土木設計部長・狩山陸は、橋の建設現場で起こった崩落事故の責任を取らされ、無実の罪で実刑判決を受ける。しかし狩山は脱獄を決行し、真実を明らかにするため奮闘する。

 

 6月13日に放送された第8話は、逃亡を続ける狩山に、妻・玲子(天海祐希)がコンタクトを取り、自宅に潜伏するように提案。狩山は帰宅し玲子と再会を果たすが、これは、警察が玲子の協力を得たうえでの作戦だった――。

 

 ドラマは次回で大団円を迎えるが、これまでの視聴率は低下傾向にある。ビデオリサーチの調べ(関東地区)では、初回は世帯平均視聴率11.7%(個人視聴率6.8%)と2ケタ台の好発進だったものの、第3話以降は1ケタ台が続く。第8話は世帯平均視聴率9.1%(個人視聴率5.2%)で、前回より0.3ポイント減った。

 

 

 木村は絶体絶命の主人公を熱演しているものの、視聴者の心をつかみきれていないようだ。第8話について報じたYahoo!ニュースのコメント欄では、木村への厳しい声とともに、主人公を追う刑事役の竹内涼真ら、脇役を評価する声が多く聞こえる。

 

《キムタクは一度脇役に徹して、年齢相応の風格を身に付けた方が良いと思う。主役に抜擢されても、彼には未だアイドル然とした感覚が残っており、与えられる役は年相応の設定なのにそれに合わせるプロデュース能力が無いから風格どころか違和感しか感じない》

 

《とにかく脇役が光ってたな 竹内さん演じる警察でも何処か浮いてる黒木刑事と 片山友希さん演じる色気がない梶田刑事 このお2方のバディは良かった あと山本舞香さん演じる甲斐甲斐しい南雲の婚約者 キムタクやドラマ云々より 片山友希さんと山本舞香さんという女優を知りましたね》

 

《今回は竹内涼真の出番が少なくて見ててなんかつまらんかった》

 

《ドラマは毎週観ていますが、主役の木村君の存在感が薄い。脇を固めている役者さんの方が存在感があり凄みを感じる》

 

《脇役の方に失礼な主演者。木村拓哉はそもそも演技が下手なのに主演?芝居を学んできた方の実力が分かる。ドラマ主演から一旦離れた方がいい。カッコつけたいのなら芝居は向きではない》

 

《今のところ、天海も欣也も斉藤も、役者の無駄遣い感が半端ないドラマですね。最終回には全員が活躍できるのかな?》

 

 4月18日のドラマのキャスト登壇イベントで、木村のほか、竹内、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世らの出演が明らかになった際、ネットでは《なんか必死すぎない?全員主役やれる人》といった声が上がっていた。贅沢なキャスティングが木村の主役を薄める結果となっている。

 

「ただ、木村さん主演のドラマや映画には、主役級の俳優が共演にキャスティングされるのが恒例です。近年の代表作である『BG~身辺警護人~』シリーズ(2018年・2020年、テレビ朝日系)は、斎藤工さん、間宮祥太朗さん、仲村トオルさん、上川隆也さん、石田ゆり子さん、江口洋介さんらが出演し、各話のゲストにも山口智子さんが出演するなど、非常に豪華でした。

 

 2024年の冬にスペシャルドラマとして放送される『グランメゾン東京』(TBS系)には、鈴木京香さん、沢村一樹さん、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん、及川光博さん、尾上菊之助さんらが出演する予定です。以前は、名のある俳優をそろえることで、脚本や演出は微妙でも、ある程度の視聴率を確保できました。しかし、昨今は視聴者の目が肥えてきたことで、出演者が豪華なだけではヒットしなくなっています。

 

 そのため『Believe』では、テレビ朝日は『BG』シリーズの布陣を再集結させ、木村さんと『GOOD LUCK!!』(2003年、TBS系)、『エンジン』(2005年、フジテレビ系)でタッグを組んだ井上由美子氏に脚本を依頼しています。しかし、その策が奏功したとは言い難いでしょう」(芸能記者)

 

 最終回で巻き返し、「やっぱりキムタク」とファンに言わしめられるか。

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