「作品に対して失礼」齋藤飛鳥、物議の実写化作品オファーを“1度辞退”で賛否両論
11月17日、都内でドラマ&映画『【推しの子】』のワールドプレミアが行われ、主人公・アクア役の櫻井海音(かいと)をはじめ、伝説のアイドル・アイ役を演じた齋藤飛鳥らが登壇した。
「『【推しの子】』は2020年4月に『週刊ヤングジャンプ』で連載が始まり、今年11月の中旬に完結を迎えました。主人公のアクアが死後に前世の記憶を持ったまま、齋藤さん演じる伝説のアイドル・アイの子供に生まれ変わるいわゆる“転生モノ”。ファンタジー設定ながら、サスペンス要素もあり、若者から大人まで人気を博し、原作のシリーズ累計発行部数は2000万部を突破する大ヒット作品に。実写化は発表当時から話題を呼び、この日のイベントには約400人のファンが集いました」(スポーツ紙記者、以下同)
ドラマシリーズは11月28日から『Amazonプライム・ビデオ』で配信スタート予定で、続編となる映画版は12月20日に公開となる。
《心の中で留めておいてほしかった》
アイ役を演じた齋藤は実写化にあたり、相当なプレッシャーを感じていたという。
「“ポップに書いてほしい”と現場にいた記者やファンの笑いを誘ったうえで、“(アイ役を)素直にやりたくなくて、お断りさせていただいた”と、1度オファーを辞退していたことを明かしたのです。
多くのファンを抱える大人気作品を実写化で演じるにあたり、覚悟が必要だと感じていたそう。制作陣に対して何を描きたいのかを具体的に聞き取り、その熱意に心を動かされ、最終的に出演を決めたそうです」
この告白に対し、ネット上では、
《正直、アイ役は誰がやってもアニメの完全無欠感を出すのは難しいと思うし、齋藤飛鳥さんが辞退するのもわかる気がする》
と、齋藤に共感する声が上がる一方で、
《「シンプルにやりたくない」なんて言った人が演じているのに、観たい人いるの?》
《そう思ってたとしても、心の中で留めておいてほしかった》
《引き受けたからには言っちゃいけないでしょ。作品に対しても失礼だと思う》
など、賛否が分かれた。
「もちろん演じると決めたからには、全力で臨んだのは間違いない。しかし、いくらプレッシャーがあったとはいえ、この発言はファンからしたら残念だったことでしょう。原作ファンから批判を受けても、仕方がない部分はあるかもしれませんね」
ドラマと映画ともに監督を務めるスミス氏は、齋藤の起用について、
「アイの重要なシーンで、“現場のスタッフも涙を流すほどの感動的なお芝居を見せてくれた”とインタビューで話しており、“アイ役を演じたのが齋藤さんでよかった”と振り返っていました。プレッシャーを感じながらも、出演を決め、制作陣を納得させた齋藤さんの演技は要注目です」(映画誌ライター)
元国民的アイドルは、完璧で究極のアイドルをどう演じたのか、そしてどんな評価を得るのか。
11/20 12:00
週刊女性PRIME