「自分を見失っていた」KinKi Kids“再始動”の堂本剛が主演映画で見せた“異常なこだわり”
うだつのあがらない、芸術家のアシスタントが、事故に遭ったことを機に描いた“まる”が、SNSで拡散されて一躍、時の人になる─。
これは、10月より公開されている映画『まる』のストーリー。主人公を演じるのは堂本剛だ。
「監督は映画『かもめ食堂』や『トイレット』などの作品を手がけた荻上直子氏。剛さんの映画単独主演は、1997年公開の『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりですが、荻上監督は剛さんに出演してもらうため、2年間かけて交渉したんだとか。『まる』では、自分のことを見失う男性が主人公なのですが、かつて“自分を見失っていた”とインタビューで語っていた剛さんに、どうしても出演してほしかったそうです」(スポーツ紙記者、以下同)
剛は、2003年に10代から過換気症候群とパニック障害を患っていたと告白。2017年には左耳が聞こえなくなる突発性難聴を発症している。
「剛さんは、心身の不調から自分を取り戻すきっかけとなったのが“音楽”だと話しています。KinKi Kidsとしてデビューしましたが、本来やりたかった音楽とはズレがあったのでしょう。今は精力的にソロでの音楽活動をしており、今年10月にはファンクの神様と呼ばれるジョージ・クリントンとのコラボ楽曲をリリースしました」
1月には、百田夏菜子との結婚を発表し、3月には旧ジャニーズ事務所を退所。今は“背中に羽”が生えたかのように自由に飛び回る。しかし、こんな声も。
「1994年から毎年開催していたKinki Kidsの年末コンサートの日程が、今年はなかなか発表されなかったのですが、11月11日に年末公演を行うとの報道が出てホッとしました。堂本光一さんは、2000年から行っていた舞台『SHOCK』シリーズの公演を、今年で最後にする予定ですし、剛さんの結婚と事務所の退所もあり、どうするのか悩んでいたのかも」(ファンの女性)
異常なこだわりを見せる人
そんな中、剛が新境地を開拓しつつあるという。
「今回は単独主演ともあって、剛さんもかなり気合が入っていました」
そう話すのは、とある芸能プロ関係者だ。話を続ける。
「演技へのこだわりがすごくて、本番直前なのに荻上監督と30分以上もシーン一つひとつについて議論するんですよ。最終的に剛さんが納得してから撮影がスタートするのですが、ここまで異常なこだわりを見せる人は見たことがない。とにかく“いい作品を作ろう”という愛情を感じましたね。ただ、現場では大好きな奥さんの話はまったくなくて(笑)。その一方で、スタッフへの気遣いは忘れておらず、有名な高級焼き肉弁当を50人前、差し入れていました」
アーティストとして“まる”くない、ストイックな剛の姿がそこにあって。
11/13 17:00
週刊女性PRIME