「綾野剛の無駄遣い」堂本剛主演映画が酷評、“凡人には難しい内容”も評価された演技力

　10月18日に公開されたKinKi Kidsの堂本剛主演の映画『まる』が予想以上に“大不評”のようだ。

2年にわたる熱烈なオファー

　本作は荻上直子が監督と脚本を務め、堂本も自身の音楽ソロプロジェクト「.ENDRECHERI.」名義で音楽を手がける。出演者は堂本のほか綾野剛、吉岡里帆といった人気俳優に加え、小林聡美、柄本明、吉田鋼太郎、片桐はいりらベテラン勢が並ぶ。

　あらすじは、美大出身で現代美術家のアシスタントして働く堂本演じる主人公の沢田が、自宅でアリの動きに合わせるように「◯」を描いたことで、日常生活が「まる」に侵食されてゆく姿が描かれる。

　2年にわたる熱烈なオファーを受け堂本主演が実現した意欲作だが、ネット上の評判は芳しくない。

《想像以上につまらなかった… 綾野剛の無駄遣いだわ》

《フォローしてる映画アカウントの中の人が、クソ映画オブザイヤーって言ってた》

《考察しがいはあるけど、観てる最中はそこそこ退屈な映画》

　このほか《キャストは良いけど脚本が…って感じかなぁ。期待して観に行く感じではないと思う》《内容は凡人には難しい。けどみんな演技が良かった 》《荻上作品は合わないのでどうかなと思って観に行ったけど作品はやっぱりダメだった。堂本剛君の不思議な存在感は面白かった》といった声が聞かれる。

「荻上直子監督は小林聡美さんらが主演した『かもめ食堂』や『めがね』などが代表作です。誰もが楽しめるエンタメ作品ではないので、好みは分かれるところですね」（映画ライター）

　堂本は2024年1月にももいろクローバーZの百田夏菜子との“電撃婚”を発表。さらに2月にはデビュー以来所属したSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）を3月いっぱいをもって退所すると発表した。堂本光一とのKinKi Kidsは解散は明言していないものの、ファンクラブが閉鎖されるなど、実質的な活動休止状態にある。

　最近の堂本はファンク音楽に傾倒するなど、アート志向を強めている。今回の映画出演も荻上監督のオファーに応えた形なのだろう。

　難解であっても、これが本人のやりたいことであったかもしれないが、従来のファンが“正直しんどい”と感じていないか心配でもある。