イスラエル軍がガザの集合住宅空爆、子供20人含む109人死亡…レバノン各地も空爆

 【エルサレム=作田総輝】パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの集合住宅で29日、イスラエル軍による空爆があり、中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、少なくとも109人が死亡した。このうち約20人が子供だという。

 報道によると、建物内には当時、避難民ら約200人がいた。がれきの下に被害者が埋まっているとみられ、死者は増える可能性がある。同軍は、ガザ北部での軍事作戦を強化しているが、住民約10万人が取り残されているとされ、犠牲者の拡大に懸念が高まっている。ガザの保健当局によると、これまでの戦闘による死者は4万3000人を超えた。

 また、イスラエル軍は28日、イスラム教シーア派組織ヒズボラを掃討するためレバノン各地を空爆した。ロイター通信によると、レバノン東部での空爆で女性や子供を含む67人が死亡、120人以上が負傷した。

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