イスラエル軍がガザ北部の住宅街などに空爆 70人以上が死亡との情報も

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部の住宅街などに空爆を行いました。この空爆について中東のメディアは、70人以上が死亡したと報じています。

イスラエル軍は20日、24時間でガザ地区とレバノンにある175の「テロリストの標的」に対して攻撃を実施したと明らかにしました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、ガザ当局の情報として“19日、北部ベイトラヒヤの住宅街に空爆があり、73人が死亡した”と伝えています。“死傷者と行方不明者には、女性や子供が多数含まれている”ということです。

一方、イスラエル軍はこの空爆による死者数について、「軍が入手した情報と一致していない」として、「誇張されたものだ」と主張しています。

イスラエル軍は、6日からガザ北部ジャバリアなどで新たな地上作戦を始めていて、アルジャジーラによりますと、“攻撃のあったベイトラヒヤには多くの市民が避難していた”ということです。

また、イスラエル軍は、ハマスの最高指導者・シンワル氏を殺害した際のものとする新たな映像を公開しました。

軍の報道官は、「シンワルは抹殺されたが、まだ任務は終わっていない」と話していて、「ハマスに捕らえられている全ての人質を、あらゆる手段を使って取り戻す」と強調しました。

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