イスラエル軍、ヒズボラ武器庫など「500以上の拠点破壊」…ガザでは深刻な飢餓が広がる

 【カイロ=田尾茂樹】イスラエル軍は、レバノンやパレスチナ自治区ガザで激しい攻撃を続けている。軍は9日、レバノン南部でのこれまでの作戦で、イスラム教シーア派組織ヒズボラの武器貯蔵庫などを含む「500以上の拠点を破壊した」と明らかにした。

 また、ロイター通信によると、ガザ北部ジャバリヤなどに対する攻撃では、60人以上が死亡した。ガザではイスラエルによる度重なる避難命令で住民が何度も避難を強いられ、深刻な飢餓が広がっているという。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長はSNSで「40万人がこの地域に閉じ込められている。地獄は終わらない」と惨状に危機感を示した。

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