供与の長射程兵器使用を米欧が認めれば「戦いへの直接参加を意味」…プーチン氏、報復を示唆しけん制

 ロシアのプーチン大統領は12日、国営テレビのインタビューで、ウクライナに供与した長射程兵器を露領内への攻撃に使うことを米欧などが認めた場合、「戦いへの直接参加を意味する」と述べた。長射程兵器を巡り協議する可能性がある米英首脳会談が13日に開かれるのを前に、けん制する狙いがあるとみられる。

 プーチン氏は、ウクライナが長射程兵器を使うには「欧州連合(EU)や米国の衛星の情報が必要だ」との見方を示し、「ミサイルを飛ばせるのは北大西洋条約機構(NATO)の軍人だけだ」と主張した。実際に使用されれば「紛争の本質を大きく変える」と指摘し、「突きつけられた脅威に基づき、適切な決断を下す」と報復を示唆した。

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