プーチン氏、ウクライナ停戦条件は「ロシアが受け入れ可能な措置への合意」

 ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナ侵略の停戦条件について、「不可逆的でロシアが受け入れ可能な措置を取ることに(ウクライナ側が)合意する必要がある」と指摘した。合意がなければ、停戦は不可能だと強調した。

プーチン大統領=AP

 訪問先のカザフスタンで開かれた上海協力機構(SCO)の会合終了後、記者会見で述べた。プーチン氏は6月、ロシアが一方的に併合したウクライナ東・南部4州からのウクライナ軍の完全撤退や、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を交渉開始の条件に挙げていた。事実上ウクライナへの降伏要求とも言える内容で、ウクライナや米欧からは反発の声が上がっていた。

 また、プーチン氏は核兵器を搭載可能な中・短距離ミサイルの生産準備が既にできていると述べ、米国を威嚇する姿勢を改めて示した。

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