北朝鮮が弾道ミサイル発射、200km以上飛行しEEZ外の日本海に落下か…韓国軍「失敗と推定」

 防衛省は26日午前、北朝鮮が同日午前5時28分頃、少なくとも1発の弾道ミサイルを内陸部から東方向に向けて発射したと発表した。ミサイルは約200キロ・メートル以上飛行して日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したとみられる。船舶などへの被害は確認されていないという。

防衛省

 韓国軍合同参謀本部は同日、発射が「失敗したと推定される」と発表した。北朝鮮の首都 平壌ピョンヤン 付近が発射地点とみられ、米韓両軍が詳細を分析している。

 韓国の聯合ニュースは、軍消息筋の話として「極超音速ミサイルを発射したようだ」との見方を伝えた。

 今回の発射は、日米韓の共同訓練に参加するため、米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が22日に韓国南部・ 釜山プサン に寄港したことへの反発の可能性がある。

 林官房長官は26日午前の記者会見で「北朝鮮による核・ミサイル開発は我が国や国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない」と非難した。

ジャンルで探す