シリア戦闘激化 アサド政権支援のイランは軍の派遣を検討

内戦が続くシリアで、中部の主要都市への攻勢を強める反体制派勢力とシリア軍との間で激しい戦闘となっていて、民間人が犠牲になる事態が続いています。

イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」によりますと3日、攻勢を強める反体制派勢力は中部の主要都市ハマ市近郊でシリア軍と衝突し、激しい戦闘が起きているということです。

反体制派勢力の攻撃により、民間人2人が死亡、ほかにも複数のけが人が出ているということです。

こうしたなか中東メディアは3日、アサド政権を支援するイランのアラグチ外相が要請があればイラン軍の派遣を検討すると述べたと伝えました。

またアラグチ氏は、同じくアサド政権を支援するロシアを訪問し、シリア情勢について協議する意向を示しました。

シリア内戦の激化は中東情勢の更なる悪化につながる恐れがあり、予断を許さない状況が続いています。

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