エムポックス「クレード1b」イギリスで感染初確認 コンゴ民主共和国を中心に感染広がる新タイプ

アフリカで急拡大する「エムポックス」の新たなタイプについて、イギリスで初めて感染が確認されました。

イギリス政府は30日、アフリカ中部・コンゴ民主共和国を中心に急速に感染が広がるエムポックスの新たなタイプについて、国内で初めて感染を確認したと発表しました。

重症化しやすい「クレード1b」と呼ばれるウイルスで、イギリスで確認されるのは初めてです。

感染者の性別や年齢などの詳細は明かされていませんが、感染が広がるアフリカの地域に滞在していた際、感染し、ロンドンの病院で治療を受けたということです。

今回、感染が広がっているウイルスは2022年に流行したものと比べて重症化しやすいタイプで、WHO=世界保健機関は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しています。

新たなタイプのウイルスへの感染は、アフリカ以外ではこれまでにスウェーデン、ドイツ、タイなどで報告されています。

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