米仏が21日間の停戦案を協議 イスラエルとヒズボラの戦闘 国連安保理緊急会合で

イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との戦闘をめぐり、フランスのバロ外相は、アメリカ政府と21日間の一時停戦案について協議していることを明らかにしました。

国連安全保障理事会は25日、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との戦闘が激化していることを受け、緊急の会合を開きました。

この中で、フランスのバロ外相は「戦争は回避できないものではなく、外交的に解決することはできる」と強調し、アメリカ政府との間で21日間の一時停戦案について協議していることを明らかにしました。

これは「交渉を行うためのもの」で、「近く公表する」と述べました。

イスラエル ダノン国連大使
「私たちは脅威を取り除くため、我々の権利の範囲内で国際法に従い、必要なあらゆる措置を講じる」

一方、イスラエルのダノン国連大使は「自国民が攻撃をされて黙っている国はない」としたうえで、攻撃は自衛のためのものだと主張しました。

また、イランのアラグチ外相は「イスラエルの真の目的は地域全体を全面戦争に引きずり込むことだ」と非難し、「悪と残虐行為を常態化させないため協力する必要がある」と安保理理事国に呼びかけました。

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