国連・特別報告者 ガザの水の不足と汚染が深刻 「静かな爆弾」とイスラエルを非難

国連人権理事会の特別報告者は、パレスチナ自治区ガザの住民らが清潔な水を十分に得られず、特に乳幼児の死につながっているとして、改めてイスラエルを非難しました。

特別報告者は16日に会見を行い、ガザで暮らす人たちは1日1人あたり平均で4.7リットルの水しか得られておらず、WHO=世界保健機関が最低限必要としている15リットルの3分の1にも満たない量だと明らかにしました。

排泄物で汚染されている水が感染症を引き起こし、医療の欠如も相まって、特に乳児や幼児の死につながっているということです。

特別報告者は、「水の不足と汚染は建物を破壊し、何万人もの人々を殺害する武器にも劣らない、静かな爆弾だ」とイスラエルを非難しました。

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