ウクライナ越境攻撃から1か月 プーチン大統領「敵を徐々に締め出している」主張

ウクライナ軍がロシアへの越境攻撃を開始して6日で1か月となるなか、プーチン大統領は「徐々に敵を締め出している」と主張しました。

ロシア プーチン大統領
「ロシア軍は状況を安定させ、敵を徐々に国境地帯から締め出している」

プーチン大統領は5日、極東ウラジオストクで開かれている「東方経済フォーラム」で演説し、このように主張したうえで、ウクライナの越境攻撃は失敗したとの認識を改めて強調しました。

一方、プーチン氏は11月のアメリカ大統領選をめぐり、民主党候補のハリス副大統領について、「バイデン大統領が彼女を支持するよう支持者に求めたので、我々もそうする」と冗談交じりに語りました。

プーチン政権はトランプ前大統領の当選を望んでいるとの見方も根強く、発言の真意は不明です。

また、プーチン氏は演説の中で、第2次世界大戦での旧ソ連軍による北方領土などへの上陸作戦をテーマにした博物館を極東地域に建設するよう指示したと明らかにしました。

「最後の戦いの一つとなった上陸作戦の記憶を保存する」などとしています。

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