ガザ北部で新たに退避勧告 イスラエル軍の攻撃続く

イスラエル軍が侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザでは、戦闘の止んでいたガザ北部の住民に対し、新たに退避勧告が出されました。

イスラエル軍の報道官は23日、ガザ北部のベイトラヒアの一部の住民に対し、「危険な戦闘地域にいる」などとして新たに退避勧告を出しました。

イスラエル軍は「テロリストのインフラ施設や破壊分子に対する激しい武力行動」を行うためだと説明し、指定された避難所へと行くよう呼びかけています。

この地域は、イスラエル軍が今年1月に「ガザ北部におけるハマスの軍事的枠組みの解体を完了した」と発表して以降、攻撃が止んでいましたが、今後再び戦闘が始まる可能性があります。

イスラエル軍による攻撃は23日もガザ中部や南部を中心に全域で行われ、ガザ保健当局によりますと、死者は3万4183人に上ったということです。

一方、ロイター通信によりますと、ハマスの軍事部門はこの日、全ての前線に対し、活動を激化させるよう呼びかけていて、事態のさらなる悪化が懸念されます。

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