イスラエル“反撃”「標的はイランの防空レーダー」 米メディア報道

イスラエルによるイランへの反撃が行われたと報じられるなか、アメリカメディアはイスラエル軍がイランの防空レーダーを標的に戦闘機による攻撃を行ったと伝えました。

アメリカABCテレビは19日、アメリカ政府高官の情報として、イスラエル軍がイランの防空レーダーを標的にしてイラン国外から戦闘機で3発のミサイルを発射したと伝えました。

防空レーダーは核施設を防護するためのもので、レーダーを破壊し、どの程度の被害が出たかの評価が続いているとしています。

“反撃”報道についてイスラエルでは…

「政府が時間をかけて検討し、“形だけの攻撃”になり良かったです。イランの攻撃も“形だけ”でしたし」
「イランをもっとたたくべきです。これからも繰り返し、攻撃してくるでしょうから」

一方、アメリカのブリンケン国務長官は、イスラエルによる反撃があったとみられることについて問われると「アメリカはいかなる攻撃にも関与していない」と回答。「我々の焦点はイスラエルの防衛を確実にすることと同時に、緊張を緩和し衝突を回避することだ」と話しました。

イギリス スナク首相
「我々は土曜日(13日)にイランがイスラエルに対して行った無謀で危険なミサイル攻撃を非難しており、イスラエルには自衛権がある」

イギリスのスナク首相はイスラエルが反撃したと報じられたことについて「事実が明らかになるまで憶測を述べるのは適切ではない」としつつ、「イスラエルには自衛権がある」と話し理解を示しました。

ただ、「大幅なエスカレーションは誰の利益にもならない。我々が望むのは地域全体が冷静な判断をすることだ」と改めて強調しました。

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