訪日客取り込みへ商談会=旅行会社、自治体が参加―インド

【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーで18日、インバウンド(訪日客)を増やそうと旅行会社向けの商談会が開かれた。高い経済成長が続くインドからの観光客数が伸びる中、文化や食など日本の豊かな魅力をアピールすることが狙いだ。
イベントは日本政府観光局(JNTO)デリー事務所が主催。東武鉄道(東京)など民間企業のほか、自治体関係から札幌市や東京観光財団、広島県観光連盟を含め15社・団体が参加した。
札幌市経済観光局の中西陽子さん(35)は、インドの有名俳優が出演し、「さっぽろ雪まつり」がロケ舞台となった映画の公開が来年に予定されていると紹介。「インドからの観光客が訪れることを期待している」と話した。
ニューデリーの旅行会社に勤めるタルン・タクールさん(41)は「多くのインド人は日本に行きたいと思っているが、情報がない。詳しく説明してもらい、非常に有益なイベントだ」と語った。
インドからの訪日客は今年初めて年間20万人に達する見通し。商談会は20日に南部ベンガルール、22日に西部ムンバイでも開く予定。


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