レバノンに145回空爆=猛攻でヒズボラに停戦圧力―イスラエル

【カイロ時事】イスラエル軍は17日、レバノンの首都ベイルート南郊に激しい空爆を加えた。報道によると、16日だけで全土で145回の空爆を実施。南部では地上作戦を拡大しており、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの停戦案がレバノン側に示される中、猛攻を仕掛けてヒズボラに停戦案を受け入れるよう圧力をかけているとみられる。
米国がまとめた停戦案は14日、ヒズボラとの交渉窓口を担うレバノン国民議会(国会)のベリ議長に提示された。ベリ氏はアラブメディアに「雰囲気は前向きだ」と述べたが、ヒズボラが難色を示しそうな内容も含まれているとされる。
一方、イスラエルのメディアによると、中部カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸に向けて16日、照明弾2発が発射され、庭に落下した。ネタニヤフ氏や家族は不在で、無事だった。


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