１６日に米中首脳会談＝ペルーで、対面は１年ぶり

【ワシントン時事】米政府高官は１３日、バイデン米大統領が１６日に中国の習近平国家主席と会談すると明らかにした。ペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議に合わせて実施する。バイデン氏は、中国のロシア防衛産業への支援や北朝鮮によるロシアへの兵士派遣に懸念を示す。さらに米中が衝突の回避に向けて対話を継続する必要性を確認する見通しだ。
対面での会談は、昨年１１月の米サンフランシスコ近郊での開催以来１年ぶり。来年１月に退任するバイデン氏は、最後の米中首脳会談となる見込みだ。
会談では、バイデン氏は、両国関係について「責任を持って管理する重要性」を強調。中国が軍事的威圧を繰り返す台湾海峡の平和と安定を維持する必要性を訴える。また、巨額の補助金など非市場的な経済慣行への懸念も表明する。