武装集団が兵舎占拠=元大統領支持者、暴徒化―ボリビア

【サンパウロ時事】ボリビア軍は1日、同国中部コチャバンバ県にある兵舎が武装集団に占拠され、兵士が人質に取られたと発表した。アルセ大統領は武装集団について、モラレス元大統領の支持者だと批判。モラレス氏の支持者と政府との対立が激化した形だ。
軍は声明で、武器や弾薬も奪われたと説明。占拠を「祖国に対する反逆」と見なしており、「即時かつ平和的な手段」で兵舎を明け渡すよう訴えた。
兵舎がある地域では、未成年者との性行為疑惑が浮上したモラレス氏の逮捕を阻止するため、同氏の支持者らが道路を封鎖。アルセ氏の辞任を求める支持者の一部が暴徒化し、警察と衝突する事件も頻発している。

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